組織活性化コーチングって何をするの?
こんにちは。公認心理師の幸恵です。
今日は、コーチングについてのお話です。
私は普段、経営者のビジョンを従業員に伝える組織開発、コーチングを活用した健康経営をサポートしています。
組織活性化コーチングは、組織内のコミュニケーションを通じて、従業員の自主性や主体性を引き出し、組織全体の活性化を図る人材開発手法のひとつです。
本日のラジオ放送で、組織活性化コーチングについてお話しました。
約12分の放送です。サクッと聞きたい方はこちらからご視聴ください。
コーチが、対話を通じて相手の内面にある答えや可能性を引き出すことを目的に多くの場合マンツーマンで面談を行います。
コーチは、さまざまな経験や多様性のある視点が求められており、さまざまな角度から「質問」や「提案」をしていくことで、新しい視点や気づきが生まれることをサポートします。
コーチングは目的に応じて、その内容が変化していきます。
これは、カウンセリングにしてもコンサルティングにしても同様です。基本的には「型」があるわけではなく「オーダーメイド」です。
組織活性化コーチングの場合は、経営理念に基づいた目的となることが多いです。
例えば、チームワークの向上や、メンバーの意識の強化など成果につながるチームビルディングを目的としたものがあります。
そして、凝り固まった思考のくせが影響する信頼関係の構築の課題などを解決することもあります。
さらには、リーダー育成、リーダーシップの開花、才能に気づき自己肯定感を高める対話など多岐にわたります。
コーチングと相性がよいのが「心理学」「産業組織心理学」「キャリア理論」などです。
この部分を専門的に学んでいるコーチかどうか、重要な視点です。
傾聴、質問、承認といったスキルを、どのように対話の中で活用するのか、ツールではなく対話から気づきを得るコーチングだからこそコーチのスキルが結果に大きく影響します。
私の場合は、専門が産業組織心理学、ポジティブ心理学、学校心理学なので、リーダーシップ理論を用いたアセスメントを行うことが多いです。
◎リーダーのタイプ分析
◎リーダーの行動に焦点を当てた分析
◎条件に応じたリーダー特性の分析
◎経営理念に基づく変革時代に適応するリーダーであるかの分析
これらをもとに、リーダータイプと部下のタイプをアセスメントします。
上司と部下のチームビルディングにおいて重要なのは、
声分析をしたら同様の分析ができるのですが
・価値観
・働きがいの分類
・コミュニケーションタイプ
・感情のコントロールのくせ
これらのバランスです。
チームのバランスを観て、カリスマ性や協調性のバランスや配置を確認することも大切ですね。直観で配置したチームがうまくいっている場合もありますが、より質の高いチームにするためには専門家の分析も参考にするとよいでしょう。
1on1面談もしくは、研修を受講する様子を観察させていただくなどのアプローチでこれらを分析することができます。
チームの中に異なる文化的背景を持つメンバーがいる場合、能力開発をどのように行うかなども近年の課題となっています。
はじめにもお伝えしましたが、型にはめず「状況や組織のニーズ」に応じて柔軟に対応していくことが組織活性化コーチングにおいて重要な視点となります。
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