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【親子承継】心理的支援で成功を引き寄せる

こんにちは
経営者のカウンセラーおのゆきです。

事業承継は企業の未来を左右する大きな決断です。
特に、親子間での承継には感情的な要素が絡み合い、ストレスや対立が生じやすくなります。ここで重要な役割を果たすのが、公認心理師やキャリアコンサルタントの心理的サポートです。公認心理師は、メンタルヘルスの専門知識を活かし、経営者や後継者の感情的な負担を軽減しながら、事業承継をスムーズに進めて事業継続をサポートすることができます。

この記事では、親子の事業承継において心理的支援で成功を引き寄せるポイントを具体的にお伝えします。親子間の事業承継がスムーズに進むための重要な要素として、公認心理師の専門性に注目していきます。


1.公認心理師とは

公認心理師は、心理に関する専門的な知識と技能を持ち、人々のメンタルヘルスの支援を行う日本で唯一の国家資格です。2017年に創設され、カウンセリングや心理療法を通じて、個人の心の問題に対処するだけでなく、教育や医療、福祉、ビジネスの現場で広く活躍しています。特に、ストレスの多い環境にいる人々に対して、心理的なサポートを提供する役割が重要視されています。

公認心理師の主な業務には以下が含まれます:

  1. 相談:クライアントの心理的課題に対して、適切なカウンセリングを行います。

  2. 助言:クライアントが問題を克服するための具体的な助言や指導を提供します。

  3. 指導:心の健康を保つための具体的な方策を指導します。

  4. 教育・研修:企業や学校などの組織に対して、心理的な支援や教育を行います。

事業承継の場面では、経営者や後継者が抱える感情的な課題に対処し、ストレスや対立を軽減するための心理的支援が成功のポイントとなります。承継に関する心理的な専門知識は、親子間の信頼関係の構築やコミュニケーションの改善に大きく貢献することができます。経営者が理想とするスムーズな事業承継を実現するために公認心理師のサポートは不可欠です​。

2.メンタルヘルスのサポートでストレス軽減

事業承継のプロセスには、多くのプレッシャーが伴います。特に、親子間での承継は感情的な対立や期待のプレッシャーが強まり、ストレスや不安が増大する傾向があります。弊社では、このようなストレスに対処するための専門的な心理・キャリアカウンセリングを提供しています。

経営者は、自身の引退に対する感情的な抵抗やアイデンティティの喪失感を抱えることが多く、これが事業承継の妨げとなることも少なくありません。また、後継者は親や従業員からの期待に応えることに対するプレッシャーを感じ、意思決定に影響を与える可能性があります。弊社は、このような繊細な課題に対してコーチングと心理教育を提供し、経営者と後継者の双方が冷静な判断を下せるように伴走します。

3.家族間のコミュニケーションを促進

事業承継は単なる経営権の移譲ではなく、経営理念や企業文化の継承を伴うプロセスです。これにより、親子間での価値観やビジョンの違いが明確になり、対立が生じることがあります。
多くの場合、親子だから対話が減っているという実態があります。経営者側は、譲る気持ちで以前とは違う意思・志を持っているにも関わらず、承継者に素直に伝えることが出来ない。このような家族間の対話不足が、事業承継を阻害する要因となります。

弊社は、家族間での円滑なコミュニケーションを促進する役割を担います。専門家が会議に出席することで話し合いの場の空気が変化します。
心理的安全性が保たれた空間の中で親子間の意見の相違を整理し、対話の場を設けることで、誤解や対立を防ぎます。

特に、承継者が親族から信頼を得ることは、承継の成功において極めて重要です。弊社は、親子間の信頼関係を構築し、感情的な対立を解消するサポートを行い伴走します。

4.計画的な承継プロセスをサポート

事業承継は長期的な計画と準備が必要です。準備だけでも3年から5年、承継してからも5年は安定するまでに時間がかかると言われています。
弊社は、経営者と承継者がスムーズに承継プロセスを進められるよう、計画的なサポートを提供します。承継者が企業のビジョンを理解し、リーダーシップスタイルを確立できるように支援することも、弊社の重要な役割の一つです。

◎心理教育・ワークショップ
定期的なミーティングやワークショップを通じて、承継者が自身のリーダーシップスキルを向上させるだけでなく、企業全体のビジョンや価値観を共有できる環境を整えます。

◎経営学教育・ビジネスコンサルティング
また、事業承継後も企業が持続的に成長できるよう、ビジネスモデルの戦略策定にも関与します。市場環境や顧客ニーズの変化に柔軟に対応できる企業を構築するためのアドバイスを行い、事業承継が企業の成長に繋がるよう支援します​。

5.感情のマネジメントで世代間ギャップを克服

親子間での事業承継では、世代間の価値観や考え方の違いからくるギャップが大きな障害となることがよくあります。
・WEBサイトのデザイン
・SNSマーケティング
・人材育成スタイル

よくあるギャップはこのようなテーマです。
こうした世代間の違いを理解し、双方が共通の目標に向かって協力できるようサポートを行います。特に、メタ認知(自分や他者の立場を俯瞰する能力)を活用することで、冷静に状況を捉え、感情的な対立を避ける方法を提供します。

さらに、公認心理師は、老齢学(ジェロントロジー)の視点から高齢経営者の心理的変化を理解し、適切なコミュニケーション方法を承継者へ提案することができます。これにより、親子間の対話がスムーズになり、双方が納得する形で事業承継が進められます​。


6.外部専門家との連携・包括的なサポート

事業承継は、法律や税務など多岐にわたる課題が絡む複雑なプロセスです。弊社は、弁護士や税理士、ファミリービジネスアドバイザーなど、他の専門家と連携し、包括的なサポート体制を整えます。これにより、事業承継に伴う心理的な負担だけでなく、法律的・税務的な問題にも対応できる体制が整い、承継者が直面する課題に対して全方位的な支援を提供します。

7.介入で事業承継が成功した事例

ある個人事業では、事業承継が決まったものの経営の視点で難航していたところ弊社が介入し親子間の対話を促進しました。その結果、共通の目標を見出し、承継者が経営の視点を持ちモチベーションを作ることができ事業継続がスムーズに進むことができた事例があります。
弊社が強みとしている感情マネジメントと心理教育で伴走することで、親子間のコミュニケーションが改善し、事業承継が円滑に進みました。

8.まとめ

公認心理師の事業承継支援は経営者や承継者が抱える感情的な課題を解消し、スムーズな移行を実現できます。メンタルヘルスのサポート、家族間のコミュニケーション促進、計画的な承継プロセスの支援、世代間ギャップの克服、外部専門家との連携といった多岐にわたるサポートを通じて、企業が持続的に成長するための基盤を整えることが可能です。

企業の未来を確実なものにするために、心理教育を活用して事業承継をスムーズに進めましょう。




■TV出演
タレントのJOYさん、矢沢心さん、ピカ子さんの声を分析させていただきました。

■著書



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