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サステナブル企業ニュース『脱プラ代替素材』

今週も多くのサステナブル・ニュースが有りましたが、今回は脱プラ代替素材に着目します!

いよいよこの4月から『プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律』、略して『プラスチック資源循環促進法』(『プラスチック法』や『プラ法』とも言われていますが…)が施行されます。

2019年5月に環境省が『プラスチック資源循環戦略』を策定しましたが、その具体的な取組みになります。

関連して、2020年7月にスタートした『プラスチック製レジ袋有料化』は、1年半ほど経過しましたが、すっかり私たちの生活では当たり前のコト化していますね。

今回スタートする『プラスチック資源循環促進法』は、次の3つの構成要素から成っています。                         ❶プラスチック製特定商品(12品目)❷特定事業者❸使用の合理化

私の認識ですが、今回は飲食料品を取り扱うスーパーマーケット等の小売業での取組みがメインになって来ます。既に大手小売業、ホテル運営企業からの具体的対策のリリースも出ております。

実施においては色々負担も大きいですが、罰則も有りますし、倫理的観点、消費者視点・ESG視点からも取り組みはマストです。

今回の『プラスチック資源循環促進法』は、最終的に消費される部分にフォーカスしていると思いますが、やはり元から変えるということで「脱プラ代替素材」の開発及び活用の広がりに期待せざるを得ません。

ということで、「脱プラ代替素材」対応の2企業をピックアップしました。

1社目はカネカ(4118)です。『カネカ生分解性ポリマーPHBH』という環境配慮型素材を展開しており、セブンイレブンや資生堂とも取り組んでいるということです。直近でも下記の2つのリリースが有りました。

2社目は日本製紙(3863)です。こちらは紙ですが、『シールドプラス』・『ラミナ』という素材を展開しています。紙ですが、プラ代替のポテンシャルがかなり有りそうです。

まだ浸透していない素材を使うのは、当然コスト面で課題になると思いますが、テスト導入等で少しずつ切替を進めるメリットは企業にも十分にあるのではないでしょうか!



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