エコな電力会社と契約～後編～

前編から少し時間があきました。

前編は私の旦那が書き、石巻に住んでいた彼が感じた心情が痛いほど伝わってきました。

３月１１日に彼は石巻旅行に行き、帰った途端、

電力会社変えます！！

の一言(笑)

話をしてみると、原発を反対する人は多いけど、安さで判断して原発に投資している会社から電気を買っているという話をしてくれました。

確かに、私たちも一円でも安いところを契約時は探してたな…とちょっと反省。

自分たちの生活の半分が電気で成り立つことも下記の図で分かります。
オール電化のお家や、うちみたいな車を使わないお家は電気の比率がもっと上がりそうですね。

家庭からの二酸化炭素排出量（2017年度）
ＪＣＣＡ全国地球温暖化防止活動推進センター

再エネだけでできた電力会社を選びました！

私たちが選んだ会社は「みんな電力」

「顔の見える電力™」のみんな電力

供給するエネルギーが全て再エネから成り立っています！
さて、そこで疑問があがってくるのが

再エネってなに？

再エネとは再生可能エネルギーのこと。
現在の私たちの生活は主に石油や石炭、天然ガスといった有限な資源である化石燃料を使用しています。これらはいずれなくなってしまう資源である上に、エネルギーの生産過程でＣｏ２を排出し、地球に優しくはありません。

再生可能エネルギーは地球環境に対して負荷の少ない自然界のエネルギーをさしています。具体的には太陽光、風力、バイオマス事業などなど。

そして、みんな電力は、大規模に再エネの運用をしている会社から買っているだけでなく、小規模ながら自分たちが納得する発電をされている地域の企業さんも多いのです。

使ってみて私が感じたこの会社の魅力をお伝えします。

なんじゃそりゃ？①～顔の見える電力！？～

そういえば、昨年のＭ－１で優勝したミルクボーイのネタで

コーンフレークは生産者さんの顔が見えへん！

っていうフレーズありました。
実は後日、コーンフレークの会社さんがミルクボーイに生産者さんを紹介したのだとか。↓

こんな感じで対面とはいきませんが、実はみんな電力も生産者さんの顔が見える電気なんです！
おもしろいけど、どうやって？ってなりますよね。

具体的にはこんな感じで生産者さんが分かります。↓

そしてこの写真の下に、詳細が書かれています。例えば、
　〇オーナーさんについて…耕作放棄地をおひるねしていた田畑と捉え、地域活性化の起爆剤とする取り組みをしています
　〇発電所の詳細…耕作放棄地をエネルギーと稲作を同時に行い、農業と自然エネルギーの両立を目指すソーラーシェアリングで発電。
　〇発電所の展望…地域の特性を活かした山を再生させる木質バイオマス熱供給プロジェクトや水を活用した水力発電のプロジェクト

などが具体的に書かれてあり、事業への想いを直接知る事が出来ます。

なんじゃそりゃ？②～返礼品もあり～

みんな電力は応援したい発電者さんの電力を買うことができます。

ちなみに、うちは旦那の意向で

会津美里町グリーンケアハイツ発電所　さん

を応援しています。
理由は
　　東北である
　　その他のプロジェクトがおもしろい
　　そして
　　返礼品がお酒である(笑)

のんべぇの旦那っぽいです。

私はクラウドファンディングで返礼品を受け取ったことがありますが、思った以上に「相手を感じる」と思いました。

応援もできて、繋がる事もできる。
安さだけで電力を選んだら、こんなにほっこりした気持ちにはならなかったと思います。

私が応援したい再生エネルギー

私は現在、再エネ関係のコンサルをしています。

でも、再エネだけをみると環境に本当に優しいのか疑問視しています。

というのも、大規模な太陽光を設置するために山を削る場合もあったり、カーボンニュートラルの考えでも生態系に影響を及ぼす可能性があったり・・・・。

なので、私は自分が納得した再エネと関わりたい、応援したいと思ってます。例えば閉館したゴルフ場に太陽光パネルを使うとか、地域の未利用材を使用したバイオマスとか。

結構、みんな電力はそういう詳細がわかるので私自身が納得する発電をされている人を応援できるなと思っています。

商社時代は安易に省エネとかエコとか再エネとか思ってました。電力を自分で選んで買う時代。もっと勉強していろんな観点から納得する電力を買いたいなと思っております。

城戸和美