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九州精油の産地を巡るツアーレポート(1日目)

こんにちは!アカデミー卒業生のMです。
2024年4月19日・20日の2日間 九州の精油の産地を巡るツアーが行われました。
アカデミー卒業生として参加したMがツアーの様子をお伝えします。

1日目訪れたのは、日本三大植木産地である福岡県田主丸。
田主丸は、緑豊かな山々が連なり、博多湾から吹いてくる海水が混じった風が山にぶつかり、雨が降り、土が肥えているため、植木の栽培に適している土地なのだそうです。

田主丸の植木苗木業は、元禄年間(1688-1704)に
現在の殖木の一栽培家に始まったとされています
(出典:https://www.tanushimaru.net)

爽やかな天気の中、ニオイコブシ畑の見学からスタートしました!

採れたての葉や枝の甘く爽やかな香りが
鼻をスッと抜けていきます

2種類のニオイコブシの葉の香りの嗅ぎ比べを楽しみました。採れたての香りのフレッシュなこと!
参加者の皆さんはしばらく思い出しては手に持っている葉の香りを深く嗅ぎ、癒されていました。

精油を蒸留した枝葉を燃やして灰にして
肥料にしているそうです

特別に貴重な国産バナナ畑も見学させていただきました。採れたてのバナナの美味しいこと!濃厚なのですが、優しい甘さで、なんと皮まで食べられるんです!

いただいた豆乳バナナシェイクが絶品であの美味しさがいまだに忘れられません…
珍しいバナナの花が咲いているとのことで
みんなで探している図です(笑)

そして、アカデミーではイベントでも使用させていただいた苔玉の見学への続きます。

苔玉材料について理解を深めたり
2023年7月の豪雨災害後の苗木生産について伺いました
豪雨災害から復興されて大切に育てられた様々な苗木を
見せていただきました

個人的に初めて目にする苗木も多く(マスカットなど)
国内でこんなに多く種類の苗が栽培されていることには驚きです!

たくさんのギンバイカの苗
我が家のギンバイカの苔玉もここで育てられたのかと
しみじみしてしまいました

香気圧広場では広場の見学と共に精油を使ったプロダクトや今後の展望について伺い、刺激をいただきました。

地域の皆さんと共に作られたという香気圧広場
香る草花、ダジャレが盛り込まれたお茶目な遊具…
想いがこもった素敵な広場です

1日目の最後は、朝見学したニオイコブシの蒸留を見学させていただきました。

朝から蒸留してくださり
精油が取れはじめたのは夕方でした
蒸留後のニオイコブシの枝と葉
焼き芋のような甘さを感じる香りです

蒸留までのほとんど全ての工程は人の手で行われ、湿度と気温が高くなる蒸留所で、長時間、たくさんの枝葉より採れる精油はほんのわずかだというのを目の当たりにし、普段使っている精油の貴重さを改めて強く感じます。
調香でギンバイカの精油を使う度に生産者さんのお顔と蒸留所が浮かびます。(香りと記憶が結びついて余計にですね!)こんな風に想いを巡らせることができる精油があることは幸せです。

あんなにたくさんの枝葉から採れる精油はほんの少し・・・

蒸留された精油の研究について、プロダクトの開発について、苗木での苔玉のお話しなど、生産者の方から直接伺えた、大変貴重な時間となりました。

精油産地ツアーはA Green が主催で行っており、Scenting Design Academy在校生・卒業生コミュニティにも案内されます。
生産者の方にお会いして直接お話しを伺えること、
アカデミー在校生、卒業生以外にも、アロマ関係の会社の方や日頃から香りの仕事をされている方など全国からさまざまな方が参加され、お話ししたり、繋がりができたこともこのツアーの醍醐味に感じました。
(懇親会も地元料理とお酒を囲んで大変盛り上がり、とても楽しいひとときだったんですよ〜^^)

九州精油の産地を巡るツアーレポート(2日目)に続きます!

Scenting Design Academyは秋からの新コースを準備中です。お楽しみに!
アカデミーの詳細はこちらをご覧ください!
https://linktr.ee/scentingdesignacademy

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