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九州精油の産地を巡るツアーレポート(2日目)

こんにちは!アカデミー卒業生Mです。
産地ツアー2日は、アカデミー講師 深津恵の実家でもある大分県日田市にある深津製材所で製材加工工場と杉の精油の蒸留設備を見学しました。
深津製材所では、日田に関わらず、九州全域から集まってきた杉を製材しています。

工事の背景には杉の森が広がっています
数箇所の市場から競で(!)木材を購入するそうです
木から家の柱として製材されていく過程も見せていただきました
深津恵は製材する際の杉を乾燥させる過程で蒸気が出ているのを見て、蒸気から何か取れないかと考えていました

その後、研究機関と協力をし、精油が採れるようになったのです。

精油蒸留の最初から最後までを見学できました

製材された木材を乾燥機で蒸す時に発生する蒸気の揮発成分を冷却して精油を回収しています。
この乾燥機に使われるエネルギーはバイオマス設備によってまかなわれており、製材する際に発生する不要な木材を燃料として燃やして木材乾燥機を動かします。

朝8時から夜8時まで燃料を燃やし乾燥機を稼働させます
抽出された杉の精油

こうしてできあがった精油を
・コストを安くすることで杉の精油を気軽に使ってもらえるようにすること
・九州の杉から日本の杉と広げていきたい
という深津の想いを聞き、胸が熱くなりました。
先代も精油が出来上がることを楽しみにされていたそうです。

九州の杉の精油は優しく穏やかな香りがします。

深津製材所で抽出された杉の精油を使って香りがしつらえられている場所が既にいくつかあるとのことです!

普段使っている精油への想いが高まった2日間のツアーとなりました。
自分が見てきたこと、生産者の方のことを伝えられる精油を増やしていきたいと思いました。

今後もA Greenでは、産地ツアーを行なっていくとのことなので、楽しみですね!

Scenting Design Academyは秋からの新コースを準備中です。お楽しみに!
アカデミーの詳細はこちらをご覧ください。

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