全人類M8 Trackerを使え
Trash80が開発してるM8 Trackerですが、1ヶ月ほど使用して
直感で個人的によかった所を、発表…
1 8chある
僕が長らく2xLSDjを使用しているのもあって8chというのがめちゃくちゃ
丁度いいです。LSDjだと持ち替えが発生したり接続時の制限(CHAINの
途中から全体再生できなくなる)とかがあるんですが、そういうのが初めから
一切ないので地味に助かります。LSDjやってた時はそこまで面倒に思っては
いなかったんですがM8触るとM8の素晴らしさに気付きます。
GBの持ち替えもそうだし、エミュでPCでやる時も一度マウスに手を
伸ばしてウィンドウを切り替える手間があったので、常にコントローラー
の同じ位置に手を置いたまますべての作業が行えるというのは素晴らしい
事なんですよ…マジで。
そして8chそれぞれがINSTRUMENTを自由に鳴らせるので、同じchで
パルスとノイズを切り替えて両立できるのがめちゃめちゃいいです。
GBだと2台でもパルス4ch、WAV2ch、ノイズ2chという制限があるので
ここを好きにカスタマイズできるかつ途中で好きに切り替えられるのは
GB使ってる身からすると本当に助かる。
2 AB再生ができる
ハイライティング(範囲選択)した状態で再生するとその範囲だけを
リピート再生できます。説明書には多分まだ載ってない機能です。
LSDjだとPHRASE単体をリピート再生する事はできても全体再生をすると
PHRASE1step分をリピート再生できないんですね。
M8だとCHAINであれPHRASEであれハイライティングした部分だけを
AB再生できます。ハイライティングを解除しても再生を止めるまで
AB再生が継続されるのでフィルの調整とかでめちゃめちゃ重宝します。
3 TABLEがFF(256)個ある
これ。LSDjだと32個なので桁違いですね。M8ではINSTRUMENTが64個
まで使えて、それぞれに1つずつTABLEが割り当てられています。
そして残り192個のTABLEをコマンドで呼び出して自由に使えるように
なっています。さらにコマンドで最初の64個のTABLEも呼び出せるので、
使用していないINSTRUMENTのTABLEを使えばさらに多くのTABLEが
使えることになります。僕は高速アルペジオをコマンドではなくTABLEで
作る事が多いので本当に助かります。
さらにM8にはTABLEHOPコマンドがあり、TABLEコマンドと併用する事で
TABLEを途中から呼び出して使えるようになります。
4STEP分の使用で済むようなTABLEを1つにまとめてTABLEHOPで呼び出す
ようにすればさらなるTABLEの節約が期待できます。
4 INSTRUMENTを保存できる
DAWで曲作ってる人には当たり前の機能ではあるのであまり恩恵が
ないように思いますが、LSDjだと同じようなドラムセットとかも毎回
1から作ってたので普通にありがたいです。あとプロジェクトの新規作成
をする時に開かれるテンプレートファイルを自分で作ったものに
差し替えられるので、毎回使うドラムセットやTABLEを始めから内包して
いるプロジェクトとか作っておくと便利だと思います。
まぁこれもDAWでは割と基本的な機能ですが…
DAWなら普通に出来るが?と思うならDAWを使え。
まだまだ素晴らしい機能がたくさんあるし、ハードウェア版ではさらに
出来ることが多いみたいです。とにかく今はハードウェアが完成して
購入できるようになるのが待ち遠しい。
Teensy4.1を買ってパソコン上でM8を動かせるHeadless版ならすぐにでも
始められる(パソコンのスペックにもよります、要件を見てね)し、
Headlessで作ったデータはそのままハードでも使えるのでとりあえず
使ってみようかなって人はぜひ試して欲しいです。M8最高~