有給休暇の過ごし方
有給消化。
原則、転職などで今の勤め先を退職するときにだけ経験する、特別な時間。多くの人が、人生において、経験する回数はせいぜい片手に収まる回数だと思います。
その休暇期間は数週間にわたる場合もあり、かつ給与も出るので、家計へのダメージも少ないです。さらに、(退職を伴う有給休暇であれば)休み明けに仕事が地獄のようにたまっていることも当然なく、精神的ストレスは皆無。
勤務中は、時間的に制約があって実現不可能だった「やりたいこと」を実行に移すことができる、まさにエンペラータイムなのです。
有給休暇中にやりたいこと
10年間も楽天株式会社に勤務した私にも、もれなく そのエンペラータイムがやってきました。
この長期休暇でやりたいことは、次の3つです。
1.勉強をする
2.人と会う
3.メタ認知の時間を作る
特に、1番は本当にやりたかった。
内容としては、
マーケティングをアカデミックな基礎部分から勉強しなおす、
Webアプリケーションを構造から理解するべくTech::Campに通う、
読みたかった本(ビジネス書、ものの本)を5冊読む、
英会話脳を育む勉強習慣を再開する、
「勉強をする」の中に、半ば詰め込み過ぎている感じはしたのですが、現在(有給開始から1週間経過)は順調に実行できています。
有給消化期間中の計画表
実は、有給消化が始まる前に、「やりたいこと計画表」を日単位でエクセルで作成していました。
そして、いま実際にそれが実行できたのかを毎日振り返り、エクセルに結果を追記しています。
やりたいことの2番目に挙げた「人に会う」ことや、ボランティアとして参画している脳フェス実行委員会の活動は、いわゆる「イベント」なので、予定表に反映できるのですが、それ以外のことって、予定表には表現しづらいんですよね。
「〇〇の本を〇ページまで読む」とか「プログラミング勉強の**カリキュラムまで進める」とか、なんか予定表に書かれても、鬱陶しいと言うか、チェックする気を失くすというか。
私には、エクセルで一覧化された計画表が性にあっていました。
少し、タスク管理表と日記の機能を持たせたようなEXCELシートですね。
アンケートデータから見る有給消化の使い道
有給消化が始まる前、私は、「世間一般では、どのようにこのエンペラータイムを過ごしているのか」という興味がわき、ググってみました。
リクナビのサーベイによると、「国内旅行(31.1%)」。「海外旅行(16.9%)」「里帰り(15.9%)」など旅行系と、「読書(18.3%)」「勉強(16.9%)」「留学(7.5%)」などスキルアップ系に大分されるようでした。
その中で、私が印象に残ったのは、有給期間が3週間以上の長期間あった人ほど「読書」「勉強」しておけば良かったと後悔している人が多いということです。
こんな後悔はしたくないと私は思います。
勉強三昧で過ごす価値
かなり、詰め込んだ勉強計画を立てているので、時間的にゆったりとはしていないのですが、興味があるテーマにだけ絞って勉強をしているので、苦痛はぜんぜんなく、むしろ、本やPCを開いて勉強をするのがとても楽しく、今のところ充実した日々を送っています。
夜は人と会う時間を多めにとっているので、息抜きになっていて、会話を通じて本やWeb、スクールでは得られない刺激も得るつもりです。
それでもきっと、「もっと**すればよかった」と言う後悔はあると思います。
さて、有給休暇が終わるころ、私には、どんな満足感や後悔があるでしょうか。