【Look back that day 8-B】
今更ではあるが「浮気」の線引きはどこなのであろう。昨今の流行を意識したわけではございません。
私のルールは「パートナーと分かれて、その方と一緒になりたいと考えた瞬間」が浮気となっております。
彼女と関係を持つきっかけは彼女の娘さんを私が教えていたことだ。その時は気づかなかったが自傷癖がある娘さんだったらしい。確かに突然の休みが多かった。学校にはほとんど行けていなかったのでいわゆる内申点は最低に近かった。とても聡明で素直なお嬢さんだったが学校のシステムは時として残酷である。
彼女の志望校に合格するためには本番でかなりの高得点が必要となった。今更であるが、私は教育者でもなく人格者でもましてなく。なぜ、そこまでその女の子に入れ込んで頑張ったのだろう。多分、自分の為だろう。
学校に行けていないので、当然朝から時間はある。私はその子を朝から教室に呼んで徹底的に授業をした。正直、二度とあのような大変な思いはしたくない。
人間は自分の為には頑張れず、人の為なら簡単に頑張れるのかもしれない。その女生徒は多分、私の為に頑張ってくれたのだろう。合格した。その達成感を与えてくれた彼女には今でも感謝している。
彼女(生徒のお母様)からお礼のメールを頂いた。当時はL○○Eはない。感謝の言葉の最後に「宜しければ一緒にお食事・・・」の言葉が有った。勿論ドキドキはしたがまだ下心は下の下の方にいたのだろう。自身の達成感を共有したかった私は【お食事】に彼女をお誘いした。店は教室のすぐ近く。つまり綺麗に食事をしてお話することが目的だったのです。
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