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【6月11日受験者必見】時事ネタ・医療経営士3級・2級認定試験対応

この記事では、医療経営士3級・2級認定試験に対応した時事ネタを厚生労働省資料からピックアップして解説します。(テキストには載ってませんが、試験範囲です)
以前の記事にも書きましたように、テキストを勉強しただけでは合格は難しいです。
昨今の傾向として「時事ネタ」が多いので、頭の片隅に入れていただければと思います。
しつこいですが、「時事ネタ」の1点が合否を分けます。

がんゲノム医療

・ゲノム情報に基づいたがんの医療
例えば、おなじ「肺がん」であっても原因となる遺伝子はさまざま、対応する薬剤も異なる。
がんゲノム医療は一人ひとりにあった「個別化医療」につながる

第3期がん対策推進基本計画<平成30年3月9日閣議決定>

①がんゲノム医療提供体制の整備
②ゲノム情報を集約・利活用する体制の整備
 ・がんゲノム情報管理センターの整備
③薬事承認や保険適用の検討
④がんゲノム医療に必要な人材の育成の推進
⑤研究の推進
⑥患者・国民を含めたゲノム医療の関係者が運営に参画する体制の構築
 ・がんゲノム医療推進コンソーシアム運営会議の設置

2つの検査方法

【コンパニオン検査】
一度に1つの遺伝子異常のみを調べる

【遺伝子パネル検査】
一度に多数のがん関連遺伝子を調べることが可能

がんゲノム医療推進に向けた取り組み

1、パネル検査の実用化(がんゲノム医療中核拠点病院等にて提供)
2、ゲノム情報等の集約
 ・保険診療下で行う遺伝子パネル検査等のゲノム情報、臨床情報は、がんゲノム情報管理センターへの登録を義務付ける
3、ゲノム検査に基づく治療の推進(条件付き承認の活用)
4、さらなるがんゲノム医療の発展
 ・全ゲノム解析等の研究開発を推進

Microsoft PowerPoint - 2. 資料1 がんゲノム医療推進に向けた取組20180730 修正 (mhlw.go.jp)

ワクチンの種類

・生ワクチン
→病原性を弱めた病原体からできている。1回の接種で免疫の獲得・維持が可能なもの。
 例、MRワクチン・おたふくワクチン等

・不活性ワクチン
→感染力をなくした病原体や病原体を構成するたんぱく質からできている。1回の接種では免疫の獲得・維持ができないもの。
 例、新型コロナワクチン・インフルエンザワクチン・B型肝炎ワクチン等

ワクチンにはどのようなものがあるのですか。|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

オンライン資格確認の概要

2021年10月1日から利用開始

オンライン資格確認等システムの導入により、
①医療機関・薬局の窓口で、患者の直近の資格情報等(加入している医療保険や自己負担限度額等)が確認できるようになり、期限切れの保険証による受診で発生する過誤請求や手入力による事務コストが削減できる

②医療機関や薬局において特定検診等の情報や診療/薬剤情報を閲覧できるようになり、より良い医療を受けられる環境になる(マイナポータルでの閲覧も可能)

・マイナンバーカードは預からない
・特定検診の閲覧はマイナンバーカードが必要
・顔認証付きカードリーダーか、目視にて本人確認
・マイナンバーカードは用いず、マイナンバーカードのICチップ内の電子証明書を用いて、患者の資格情報を取得、取り込み

医療機関・薬局で変わること

・オンラインで直ちに資格確認ができる
・レセプトの返戻が減り、窓口の入力の手間も減る
・資格確認の対象となる証類は、健康保険被保険者証、国民健康保険被保険者証、後期高齢者医療被保険者証等の保険者がシステム管理している証類
・支払い金や国保中央会の情報を医療機関、薬局に提供できる
・診療/薬剤情報は、レセプトから抽出された情報となる
・加入者(患者)から保険者への申請がなくても、限度額情報を取得でき、加入者は限度額以上の医療費を窓口で支払う必要がなくなる
・マイナンバーカードで資格確認だけでなく、診察券としても利用できる
・重複投薬の解消
・問診、診察時のコミュニケーションの円滑化、重複検査の防止

今回の記事は以上になります。
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