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ニコラス・カルペパーの窓|金田アツ子《2》|花言葉をまとって

 満天の星空の中、花言葉を身にまとう夜。
 金田アツ子が送る、花たちの夢のひととき。

 「希望」の花言葉をからだ全体で表すように、夜空に向かって咲くアイリス。のびのびとした美しい姿で満月を中央に抱き、その力を全身にみなぎらせる。
 さあ、感じて。私こそが希望。

 視界を奪う深紅のバラ。夜空を従えて星々のライトに照らされて、ゆるぎない存在感を放つ。
 あなたが見つめるのはわたしだけ。わたしが見つめるのは、きっと。

 三色菫が問いかけるのは、想いを寄せる誰かのこと。気がつけば、優しく、近くで、そっと見守っているから。
 夜空に願う、どうかわたしを、わたしを想って。

 二輪の菫がこちらを向いて、満天の星空を背景に静かに佇む。紫が忘れがたい印象を残して、はっと息をのむ。
 こんなにもそばにあったのだ、小さな幸せが。

 色とりどりのアネモネの花が一斉に背をのばす。満月はまるでその仲間に入りたいかのように、アネモネの真似をする。
 花に月に星に、固く誓いましょう。今晩見たこの光景を、けっして忘れはしないと。

 花言葉をまとった植物は夜に輝く。自由な個性を持って。
 金田アツ子の豊かな感受性が、花たちを今、夜空に解き放つ。

金田アツ子|画家 →X
絵を描いて、個展やグループ展などで時々発表しています。静かな喫茶店とピアノの音が好きです。

熊谷めぐみ|ヴィクトリア朝文学研究者 →Blog
子供の頃『名探偵コナン』からシャーロック・ホームズにたどり着き、大学でチャールズ・ディケンズの『互いの友』と運命の出会い。ヴィクトリア朝文学を中心としたイギリス文学の面白さに魅了される。会社員を経て大学院へ進み、現在はディケンズを研究する傍ら、その魅力を伝えるべく布教活動に励む。モーヴ街5番地、チャールズ・ディケンズ&ヴィクトリア朝文化研究室「サティス荘」の管理人の一人。
X|@lond_me



作品販売期間
【10月20日(日)21時~22日(火)21時】
BASE【15%OFFクーポン】利用可能
(*諸条件あり)

作家名|金田アツ子
作品名|星とアイリス

アクリルガッシュ・バロンケント
作品サイズ|10.5 cm×8.5cm
額込みサイズ|14.5cm×12.5cm
制作年|2024年(新作)

作家名|金田アツ子
作品名|星と赤薔薇

アクリルガッシュ・バロンケント
作品サイズ|8cm×5.1cm
額込みサイズ|17.2 cm×14.3cm
制作年|2024年(新作)

作家名|金田アツ子
作品名|星と三色菫

アクリルガッシュ・バロンケント
作品サイズ|7.8cm×5.5cm
額込みサイズ|11.4 cm×9cm
制作年|2024年(新作)

作家名|金田アツ子
作品名|星と菫

アクリルガッシュ・バロンケント
作品サイズ|6 cm×2.5cm
額込みサイズ|10.1 cm×6.6cm
制作年|2024年(新作)

作家名|金田アツ子
作品名|星とアネモネ

アクリルガッシュ・バロンケント
作品サイズ|10cm×7.8cm
額込みサイズ|13.6cm×11.4cm
制作年|2024年(新作)

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