ニコラス・カルペパーの窓|tegamiya《1》|星の海と緑の囁き
古来ひとは、夜空を見上げて星を読み、身近な草木を摘んで暮らしに役立ててきた。
積み重ねられた数多の知識は、占星術を生み、薬草学を生む。医療も元々はそれらの知識を用いた膨大な経験から生まれたものである。
今一度我々も植物の声に耳を傾けてみよう。
かつて遠き国で星と薬草を用いて市井の人たちを救った、ひとりの人物に思いを馳せながら。
グリーンマンは、まだひとが森と共に暮らしていた遥か昔から、植物、いや自然そのものの象徴とされてきた存在である。キリスト教が根付いた後も、梢を渡る風の中に、生い茂る葉の影に、グリーンマンは在った。
様々な宗教が興るそのずっと前から、命を育み枯れては蘇る植物の緑に、ひとは畏敬の念を抱いてきたのだ。
霧とリボン初登場となるtegamiyaが創る作品には「紡ぐ」という言葉が似合う。
描くでも作るでもなく、紡ぐ。
触感の異なる数種類の紙、質感の異なる数種類の絵の具、木のパネル、小さな物語、それら全てがひとつの作品として紡がれていく。
グリーンマンの緑の囁きは、翼を持ち星の海に旅立つ。
それはいつか暗い夜に空を見上げるひとの心に届くだろう。
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光は闇がなければ存在できない。
暗い闇の中に灯る小さな火は、その闇が濃ければ濃いほど、明るく輝く。
柔らかく傷つきやすい心は、冷たい暗闇の中で固い棘に守られて、やがて訪れる暖かな春を待つ。
tegamiyaが「手仕事」という言葉を大事にするように、マッチの火は1本ずつ手で灯される。紙に滲んだやわらかな水彩の筆致もまた、手仕事の賜物だ。
それは作品に添えられた言葉と共に、冷え切った心を癒す何よりの薬となる。
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作品販売期間
【10月20日(日)21時~22日(火)21時】
BASE【15%OFFクーポン】利用可能(*諸条件あり)
作家名|tegamiya
作品名|グリーンマン Green Man
絵|アクリルガッシュ・アクリル絵の具・水彩・色鉛筆・ボール紙
背景|手づくりのくるみのインク・水彩・レイドぺーパー
ネームプレート|色鉛筆・紙
木製パネル仕立て/市販パネルをハンドペイント
*絵はガラス等で覆われていません。自立します。
*壁掛けフックはありません
作品サイズ(絵部分)|12cm×17cm
木製パネルサイズ|18.2cm×25.7cm×2cm
制作年|2023年
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作家名|tegamiya
作品名|夜を灯す(詩画集『水色の月』より11月の絵)
水彩画を切り貼り・水彩・アクリルガッシュ・紙
作品サイズ|14.9cm×14.9cm
額込みサイズ|16.6cm×16.6cm×2cm
制作年|2018年
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