*コラム*『dopeヒップホップ(ポエティック日本語ラップ編)』


どうも。
梶本鐘広です


今回は、『ポエティック(詩的な)日本語ラップ』を紹介します。

(数多の名曲があるので少ししか触れれないですが)


まず最初の一曲。

暑くなって来た最近にマッチする、
セミの声、ピアノ。
そこに乗る、鮮やかな、詩。

『季節数え凍てつかせた郵便に
微熱与え詩で伝えてあげるから
夕焼けにふやけた海
迷子のあの日の続き』

『スピーカーの音 こんな夜中に
伸びすぎた前髪で前が見えない
じれったい 仏滅 サーチライトはUFO
この地球上 踊り狂うよ全てを忘れて
今日未明 上機嫌で見た夢 近づけぬ
それは非核三原則よりも重く 盲目
もう黒くなった純白
ろくろ首長くしてほくそ笑むナイスタイミング』

eccy.feat.reservoir voxx
『monochrome serchlight』



そしてこれ。
音質が意図的に街頭演説のようなガラガラのノイズばしった音のため、最初は聴きづらいかもしれませんが、この2人の『ことば』の力強さを是非聴いて欲しいです。

『俺は俺の立場で
お前の立場を考える
お前はお前の立場で
俺の立場を考える
俺は俺でわきまえる、
お前もお前でわきまえる
充分に立ち会える力を吐き出せる』

『あの日の不吉なトラウマを踏みつけ
その街でスゲエと言われる奴を越える
アキレス腱を鍛える
白髪交じりの親父達は
暇な限り
お前の事をコケにするだけ』

『感じたままに
あるべきを学び
始まったばかり
鼓動は鳴り止まない』

EHH
『bad boys be ambitious』


そして3曲目。
この曲も夏の曲です。
ライブ版ですが音源もいいです。

『無計画で結果が出ず
時間だけが経過するレ・ミゼラブル
選ばぬことを選ぶけだるい午後 
ペダルを漕ぐ足は限界だが
僕がなぜ急ぐのか誰か知らないか?
手探りの音頼りにたどたどしくも
なんとか辿り着いた一つ目のゴール
いまだ泣き笑いどんぶりな感情 
計算すればマイナスだろうが
毎日がスタート、これからさ』

『かき氷、夏祭り 日記を書きとり
元気溌剌に遊ばなきゃ
約束は焼きそば屋の前に一人
飽きっぽい俺でも愛にニッコリする
8月の大日本 祭囃子 汗流し
「ねぇねぇ痩せた?私?」』

なのるなもないfeat.志人(降神)
『帰り道』


最後の一曲。

ダブのようなフワフワした浮遊感のあるトラック。
そこになのる氏のメロディックなラップが乗る名曲。


『約数グラムの薬草で
暗闇を焼くような、そう
あらゆる麻薬より速く
砂漠より乾く
心を満たす君は
海辺のさざ波だ
また会いたい』

なのるなもない
海月



と、今回は以上でございます。

ここまで目を通して下さった方、
曲を聴いてみて下さった方、

ありがとうございます。

ではまた。

梶本

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