1月に読んだ本(主にシナリオ関連)
野田秀樹 『贋作・桜の森の満開の下』
だからその言葉遊びなんなのよ、どうしたらこんなの書けるのよ、どうしたらこんなに面白くなっちゃうのよ。
野田秀樹×鎌田 『劇空間を生きる』
どうやって書いてんだ??が若干解消された。皮膚的なもの、ツルツルしたもの、あいうえおの話。完全に余談だけど、構造が噛み砕けないものに畏怖を感じる自分が最近はまっているのがヨネダ2000。漫才の型は渡されれば自分で素材を当てはめて完成させられるけど(もちろんどこまで面白いかは別問題だし型を生み出すことが最難関というのは重々承知)、ヨネダは型を渡されても私には何もできないと思う。どういうとっかかりを辿ってあれが完成しているのか・・。つくづく、しゃべくり漫才よりも大喜利漫才が好みなのだなと思う。ロジックでは辿り着けないセンスに憧れる。どんどん話が脱線している。
野木亜紀子 『獣になれない私たち』
あとがきの「ラブかもしれないストーリー」のキャッチコピーに対する野木さんの思いのなかに、私の趣味の全てが言語化されていた。ヤンシナの『まるでドーナッツみたい』が無性に好きなのは、同じ感情によるものだと思う。
野木亜紀子 『さよならロビンソンクルーソー』
『獣になれない私たち』のあとがきで、こちらも共依存が題材と書かれており、以前ブログも拝見していたので読みたいボルテージがマックスに。オンラインでは在庫切れのため、紀伊国屋へ駆け込み、検索でヒットしないので取り寄せもできないと言う青年に、直接出版社に問い合わせられないかとしつこく迫り、月刊ドラマ2011年1月号を入手。(ちなみに全然取り寄せられる。)
岡田惠和 『五月の恋』
ずっとこの月刊ドラマ自宅にあったのになぜ読まなかったんだ????
チョー自分好みの会話劇。めっちゃ好きなのですが???
岡田惠和 『ドラマな人々』
後で戻ってメモりたいような部分がいくつか。どうしてその人がダメになってしまったのか理由を辿ることで人物像を彫ってくタイプという話と、あともう一個なんか、後で戻ってじっくり吸収したいと思った部分があった・・なんだっけ・・。
木皿泉 『くらげが眠るまで』
むしゃくしゃして駆け込んだブックオフで目に入って購入。
宮藤官九郎 『え、なんでまた?』
『ドラマな人々』で小さい頃は貰われた子だと思って生活していたと話しており、一緒だぁ〜〜と購入(ちょろい)。『マンハッタンラブストーリー』のシナリオ本を永遠に待っているが、そろそろアマゾンに問い合わせてみたほうがいいのだろうか。
坂元裕二 『またここか』
もうね・・・もうね・・・・・(愛)
どうやったらこんな会話がかけるのかな。ジェンガを理屈で組み立てたとして、ジェンガが倒れずに保っていられる本当にギリギリまで要素が間引かれている感じ。彫刻そのものを彫らずに、その周りの空気を成形することで彫刻を完成させてる感じ。
など。シナリオと関係の無い本もほいほい買っており、反省の気持ちでitunesとアマプラとネトフリとYAMAPを解約し、本だけは我慢せずに買うぞと決めた(あれ?)