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影響を受けた人に影響を受けてSNS断ちを始めた話

Aマッソ加納さんが砂糖断ちをしているらしい。

・・・という2022年のニュースを2023年になって知った。発端は小野照崎神社にまつわる逸話で、とある役者が酒とタバコを辞める代わりに仕事をくださいと願掛けしたところ、男はつらいよの主演のオファーが舞い込んできたらしく。

加納さんが2021年にコーヒーで試したところ効果を感じ、2022年に満を持して砂糖断ちを決意した、ということらしい。確かにここ数年、Aマッソがじわじわ来ているのを感じる。少なくとも、お笑いといえば年末のガキツカぐらいにしか縁の無かった私の元まで”Aマッソ”というワードが届いている。

私の知人が年末に帰省したところ、Aマッソファンの妹さんが一緒に砂糖断ちをしていたらしく。趣味のお菓子作りを辞めて夜通し干し芋製造機を点滅させているらしく。とんだ次元の推し活だとおもしろおかしく話してくれたが、聞きながら、妹さんも何かしらの願掛けをしているのだろうな、なにを掛けているのだろうな、と。

冷静に考えると非常に合理的なシステムだと思う。依存しているものを捧げているわけだから、ことあるごとに砂糖を思い出す。思い出すたびに断っている理由を思い出す。そうだ頑張らなきゃと思いお笑いを頑張る。ついでに砂糖依存を克服できる。好循環。

といった具合に願掛けシステムの実用性と妹さんの健気さに感化され、まんまと小野照崎神社に行って捧げて参りました、SNSとチョコレート。つくづく己の影響されやすさには驚かされる。

お参りに行ってから一週間、早くも読書が捗るわ、余計な自己嫌悪に苛まれないわ、甘納豆の美味しさに気づくわ、イベント性があって楽しいわで、なかなか良い感触。建設的なアクティビティに取り組む時間も格段に増えている。

但し、お参りする時にたくさん注意書きを添えている。坂元裕二アカウントは作らせてくださいとか、失礼にあたる場面ではチョコも食べますとか、とりあえずは半年間のトライアルでお願いしたいですとか。そもそも妹さんも本当にただただAマッソの益々のご活躍をお祈りしています断食かもしれないし、2023年現在の加納さんが砂糖断ちを続けているのかは全く存じ上げ無い。

ちなみにnoteは私がSNSと解釈していないためOKということになっている。


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