Dacha

映画やドラマをむさぼる大学生のひとりごと

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2024年8月期 映画鑑賞記録

化け猫あんずちゃん東宝(正確にはTOHO NEXT)の夏映画! ロトスコープを用いたアニメーションで、一度実写で撮影した映像をアニメーションに落とし込むというかなり手の込んだ作品。 実写監督は山下敦弘、アニメーション監督は久野遥子という布陣。 個人的にはかなり面白かった。 森山未来のあんずちゃんの演技が素晴らしすぎて、実写的構図ながらも きちんと原形質的アニメーションの動きが適応されていて、すごく完成されていると感じた。 ストーリーも面白いし、もっと話題になって欲しかった

    • 『海のはじまり』を考える。 4話

      旅行しまくっていたら書くのが周回遅れになってしまいました、反省。 ただ! 今回からヘッダーの画像が!! 『海のはじまり』のロケ地で撮影してきた写真になります。 (もちろんフィルムカメラで) 水季がいたなら……という叶わない想像から始まる、第4話。 これまで表面的に見えていた人物関係が内面まで見え始め、パワーバランスが変わってきた。 凄すぎるシーンがありましたね。風呂場。 皆さんは弥生が風呂場で泣くシーンの意味が分かりましたか? 津野の嘘夏と海に遊びに行ったことを津野に

      • 『海のはじまり』を考える。ー「兄とのはじまり#1『夏』」

        月9ドラマ『海のはじまり』の配信限定スピンオフドラマがはじまりました。 『いちばんすきな花』のときもそれぞれの周辺人物の想いや関係性が見えていったので今回もとても楽しみです。 今回は月岡夏(目黒蓮)と月岡大和(木戸大聖)の兄弟をめぐる物語。 月岡家の関係性月岡家はいわゆる全員に"血のつながり"がある家族ではない。 父、月岡和哉(林泰文)の実の息子が月岡大和(木戸大聖)であり、大和の生みの母を亡くしている。 母、月岡ゆき子(西田尚美)の実の息子が月岡夏(目黒蓮)であり、

        • 『海のはじまり』を考える。 3話

          海のはじまり、3話。 今回も面白かったです。 冒頭に10フレームくらいノイズが入るという編集ミスがあったものの(円盤では直してくれ……) いろいろ考えることがあったのでメモしていきます。 毎度言いますが、しがない大学生の呟きなので大目に見てください。 「作業」が伴う会話朱音と夏 この説明をするシーンにおいて、説明台詞にならぬよう"夜ご飯をつくる"という作業内の会話に収めている。 会話のシーンにおいて、ただ対面して会話するのではなく"作業"を間に挟むことによって凡庸で

        2024年8月期 映画鑑賞記録

          『海のはじまり』を考える。 2話

          2話。 泣きました。 今回は割と見ててわかる表現が多く、わざわざ書く必要がないだろうということが多かったのでメモみたいな感じになってます。 第2話、もう一度見なさい2話での最大の驚き、百瀬弥生(有村架純)に中絶の経験があったこと。 これを知った前と後では見え方が全く変わる。 夏が弥生に海のことを告白するシーン(夏の部屋) 1回目は朱音(大竹しのぶ)の言葉にもあったように「巻き込み事故」の要素を強く感じた。 私は男なので、もし自分が夏の立場であったら、という見方になって

          『海のはじまり』を考える。 2話

          『海のはじまり』を考える。 1話-②

          1話の放送から1週間、2話の放送前に1話を見返した。 いくつか気づき直したところもあるし、ネット上での反応に対し思うところがあったので記しておきます。 水季と海の呼応隣接したカットではなかったので気づかなかったが、水季と海のセリフが呼応していた部分をひとつ。 水季と夏が出会うシーン。 居酒屋にて、ベンチでうずくまっている水季。 具合悪いのかと夏が声をかけると、水季はスマホゲームをしているだけだった。 水季が新歓に来た理由を話したあと、夏はゲームをする水季を見つめる。 こ

          『海のはじまり』を考える。 1話-②

          神田沙也加の声が

          YouTubeのショートを見てる時間。 人生にとって無駄な時間。 ふと流れてきた 神田沙也加のライブ映像。 ああ また 忘れていたのか。 人に忘れられることが死なら 絶対忘れてやんねぇと思ってたのに せわしない日常がふと忘れさせる。 思い出していなかった期間があった 自分を責める。 FNS歌謡祭とか 音楽特番に出てくる神田沙也加が好きだった。 でも 当時は好きなんだという自覚はなくて 神田沙也加がでてくるときは 風呂の時間を無意識にずらしてたくらい いなくなって ああ

          神田沙也加の声が

          『海のはじまり』を考える。 1話-①

          フジテレビ7月期、月9新ドラマ『海のはじまり』 なんといっても脚本が生方美久さんということで、連続ドラマとしては『silent』『いちばんすきな花』に続き3作目。 プロデューサー:村瀬健さん、音楽:得田真裕さんをはじめとする、いわゆる『silent』チームの最新作。 遂に始まってしまったーーーー! ということで、言いたいことが沢山あるので、個人的なポイントと呟きを記していきます。 全部、愛情です。 あと、しがない大学生の呟きなので大目に見てください。 生方美久ドラマティック

          『海のはじまり』を考える。 1話-①