どちらも正解なときと報道のタイトル印象操作
朝日新聞が次の記事を報道しています。内容はがん経験のある妻を持つ森田一成奈良市議員が舌がん治療中の仲川げん市長に対して治療専念のための辞職を促したこと、市長の舌がんを治療しながら働きたいとの回答、市長からの遺憾の念です。市議は配偶者の経験を述べたそうです。
「自民市議、がん治療中の奈良市長に辞職求める 市長「希望砕かれる」(6/13、朝日新聞、Yahoo!ニュース)」
大事な人の苦しみを見た経験から周囲の人にもしっかり休んで欲しい気持ちも、金銭的・意欲的にこれからも続く人生の中で仕事を続けたい気持ちも共感します。どちらも打算はあれど悪意ではないと思います。
これ自体については給与の出る議会でそのような話をすべきか、副市長は何のためにいるのかなどの議論はあると思います。
ただ、記事タイトルが『市長「希望砕かれる」』で終わるのは印象操作だと思います。事実だとしても、PVのために取捨選択された事実です。娯楽的に書かれた報道対象よりも、報道者の恣意を感じます。