実現して欲しい「噂」を「主張的噂」あるいは「誘導的噂」と呼びたい

人づての情報を「噂」と呼びますが、「噂」には「そうなるべきだ」という発信者の主張も混じります。週刊女性PRIMEの記事によると給付金5千万円弱の誤納入を起こした田舎町で次の噂が流れているそうです。

「役場には正規と非正規と合わせて約100人の職員がいますが、次の夏のボーナスはゼロみたいですよ」

「《山口・阿武町 給付金4630万円誤送金》役場関係者から有力情報!返還拒否する“疑惑の移住者”を直撃」(週刊女性PRIME、Yahoo!ニュース)

連帯責任思想が色濃くて記事内の村民発言とよくなじんでいます。いかにも「噂」ですが、役場から正式な発信のない現時点では「そうなるべき」と考えた発信者による「噂」の可能性があります。一種の情報戦略とも考えられます。

このような「噂」に強引に名前を付けるなら、主張的噂あるいは誘導的噂でしょうか?

蛇足です。記者は読ませたい情報を取捨選択しているはずなので、この引用文の記事が村の全体を表しているとは思いません。自分がその地域の出身だったら思うところがありそうなので。

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