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ミライは変わるよ ――創作大賞落選体験記

清々しく落選いたしました!

中間選考通過したとき、10月に自分がどんな気持ちでいるだろうと想像し、怖くもありました。
今は、反省は10、後悔は0、喜びは100、位でしょうか。

反省は、もうシンプルにまだまだクオリティが低いな、ということ。
しかし、反省してもなぁと言う気もします。
今の方が上手いからな……っていう、この自分全肯定も大概にしなきゃとは思います。
もっともっと、物語内の事件や、登場人物の属性に頼らない、それでも登場人物たちの感情のうねりをしっかりと捉えた作品を書ける力が欲しい。
そのために、上記のことを意識して、そうなるんだ私は、という意志を持って書いていきたいと思います。
一方で、自分が楽しむための作品、これも書いていきたいと思います。
公募にチャレンジしつつも、そればかりでもない創作の楽しさを見つけることが出来ました。今の気持ちをしっかり掴んで離さず、ずっと書いていきたいです。

後悔は本当にない。
むしろ、やりすぎってくらいやれることをやった、と思います。
候補作の、「町中華屋のマイコー」の続きを、中間選考結果発表2日後に書いたこと(すごい)。
そしてもっと「マイコー」を好きになり、大改稿版「町中華屋のマイコー 2.0」を書いていること。これは奇しくも今日、一旦初稿を書き上げました。
オリジナル版のマイコーから2話、約1万字使い、5万5千字書き足して、トータル6万字越えの作品に成長しました(すごい、こわい)

主人公も、属性と背景と因果が多すぎなレオ・たっちゃんコンビから、割とシンプルなミライくん・ユキさんコンビにバトンタッチ。
執着していたレオとたっちゃんから子離れ出来ました。良かった。
自分がここまで前のめりになれるなんて、ちっとも知りませんでした。
日程的にもう受賞していないな、と悟った時、
「よっしゃ、心置きなくマイコーを改稿できるぜ! そして文フリで売るぜ!」
と前向きになれたのも、我ながらタフすぎるやんと思います。

喜び。これは、マイコーの大改稿が出来たことがひとつ。
そして、創作大賞期間中に沢山の方が「針を置いたらあの海へ」を読んで下さったことですね。
皆さんの感想の一つ一つが心の糧になっています。
多分一生、感想を読み返す度涙すると思います。
至らない点もたくさんありますが、2024年の春夏を捧げた熱い作品になりました。
この作品が「原点」と言えるよう、もっと広がりのある創作活動をしていきたいと思います。

創作大賞を通じて、動揺したり落ち込んだりすることもありました。でもそれ以上に、自信や喜びを貰うことが圧倒的に多くて。
参加して良かったです。
私は、書くことが好きなのだと、思い知りました。
比較的平凡なこの人生が、「自分の力で小説を書き、想像以上にたくさんの方に読んでもらえた人生」になりました。

タイトルの件です。
ちゃんといついかなる時もキンプリ大好き人格出していきたい。

中間の発表があって以来、ずっとKing & Princeの「&LOVE」を聴いておりましてね。

1日に5回×30日で、150回は聴いている計算になりますが、20回ぐらい聴いていた日もあったので200回は聴いてそう。
なぜなら、「町中華屋のマイコー 2.0」を書くためです。
ハッピーな、日常の中の愛情を、あと変化を描いていきたかったのです。
主人公・ミライくんも、歌詞の「未来は変わるよ」から取ってます。

「未来は変わるよ」というごくシンプルなフレーズが、このひと月の間、すごく響いていました。
顔も知らない方が私の作品を読んでくれたこととか、noteの中の人のどなたかがマイコーを良いと思ってくれたことが、今日の私を作りました。
そして必死でマイコー2.0を書いている今、私は納得いくマイコーが書き上がる未来を作っているんだ、という嬉しさがあります。
私も、永遠の青年期・小学30年生を自称しておりますが、まぁいいトシですよ。
自分の人生、こうなるだろうなぁって、先は見えていると思っていました。
受賞は出来なかったけど、商業出版はまだまだ遠い夢だけど、確実に、未来は変わりました。

それらの、原点の原点が、結局オタクになったこと、髙橋海人大明神を好きになったことなんですねぇ。誰かを好きになった気持ちを原動力に、好きなモチーフで、大好きなキャラクター達を生み出す。
本当はもっと、人の心を炙り出すような、抉り出すような作品を書けるほうがいいんでしょうけど、原点が「好き」なだけに、ハッピーな話しか書けません……。
今は、それでいいのかなとも思います。

熱い夏になりました、人生で一番青春感ある日々を過ごせました。
皆さんのお陰です。
本当に、本当にありがとうございます。

これからも書くので、読んでね!!
文フリにも良かったら来てね!!!
「針を~」と「マイコー」と、あとエッセイ製本するから、買って下さい!




もっといい小説を書きます!