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「針を置いたらあの海へ」感想を頂きました
創作大賞も終わって2日……
随分遅くなり申し訳ありません、頂いた感想の御礼でございます!!!
1名につきひと記事書きたい所なのです、が、皆さんのTLをそこそこ占拠してしまうので、失礼ながらまとめてご紹介させてください。
みくまゆたんさん
みくまゆさん!!!待って!!!!ごめんなさい、あんなに紹介して下さってたのに抜けてた……
色んな物書きさんたちのあとがきを集約してコメントまで付けてくださるという「あとがき集」を企画されてたみくまゆさん。
(みくまゆたんさん、だと、たっちゃんさん状態になるのでみくまゆさんと呼ばせて下さい)
早時期さんは語彙が豊富なので、セリフのシーンもリアリティがあるし、表現力に長けている印象を受けました。
語彙は貧相な者なんですが、セリフのリアリティは気をつけている所なので、そこに注目して下さって嬉しい!
あいこさん〜まで紹介して貰ったんですよイェイ🫰🏻
みくまゆさん、私のnote以外の全ての娯楽を奪われた暁にはぜひ「あいこさん」読んだって下さい!
鰯野つみれさん
鰯野さんの感想を拝読……する以前に、記事自体に驚愕しました。
す、すごい。
複数作品紹介しているのに、しかも長編小説なのに、どれもしっかりと読み込み、単なる紹介ではなく鰯野さんの感想と分析が盛り込まれている……。
読む能力、読解・分析する能力が段違いだ……。
そしてそして、拙作の感想(ワックワック)
たっちゃんさん自身の体に作業する時にレオが手を添えたり+のタトゥデザインを考える展開、レオがハサミで編み目を切る時にたっちゃんさんが手を添える展開、どっちもエロくて好きだなと。
性的なエロさ、というよりは「その人の大切な仕事や打ち込んでること、思い入れがあるものに他人が介在することを許す」ということに、エロみを感じるというか。相手への想いの自覚とか告白とか付き合うと決める前にそういう深いこともうお互い許してんじゃん?というのがエロいなと。
そう。
そうそうそうそうそうなんです。
この作品を書く上で心がけたのが、「直接的には決してエロくないのに、妙に色気ある描写を入れる」。
そのエロさにフォーカスして下さったのは鰯野さんが初?ですかね??
嬉しい。めちゃくちゃ嬉しいです。
狙った事が達成出来ていたのだなと。
鰯野さんの作品もどこかエロというか、シズル感が漂っている、と思うので、感じ取って頂けたのかもしれない……
あと
全体的に映像で見たい美しい描写が多かったですね。白い鳥が色鮮やかに染まるのと。飛ぶレシートと。海と空と。情景+心情描写が綺麗なお話です。あとご飯がえらい美味しそう
私は、おかパーのレシートに言及してくれる人を無条件にデジタルハグする。
何せむっちゃ考えて考えて、大規模改稿の1番最後に「こっ、これだあああああ!!!」と思いついた部分なので。
描写が映像的。これも、よく皆さんが言及して下さって……嬉しいです。
やっぱり、題材が題材だけに、視覚的に立ち上がらないといけないと思っていたので。
あと鰯野さん、めんたい国民であり、関門海峡をよく訪れるというか、里帰りで福岡山口間を往復されるそうで!
旅行の行程相談したかった〜!!
でも、ギリこなせなくはないスケジュールだったようでひと安心です笑
鰯野つみれさん、ありがとうございました!!
塘子さん
塘子さんには、以前直接感想を送っていただいた事があります!
これが、もの凄いタイミングで……
丁度「ニット要素を消す」という大手術が終わった直後だったのです。
そして、塘子さんの「スティーク(ニット要素ありの初稿)」に対する熱い感想をいただき、かつ、吉穂みらいさんに「フェアアイルについての語りに心を掴まれていたので、ニット要素が消えたのは残念(意訳)」というコメントも同時期にいただき、
ニット消したの、判断ミスじゃないの?
と、大手術後の傷口を再度抜糸し、ニット要素を腹に戻してまた縫合しました(表現よ)。
もちろん、1回目の大手術で「旅先を関門海峡にする」という展開が生まれたので、手術自体に意味はあったのですけどね。
ニット要素を戻す。これ結果的に大正解だったと思います。
塘子さんその節はありがとうございます!!
主人公のレオくんと副主人公のたっちゃんさんの関係性をモノにたとえるなら、繊細なガラス細工というよりは、江戸切子のようだと思いました。(だいぶ個人の感想です)
登場人物たちの人柄からぱっきりとした印象があり、けれどもガラスなので一本でも傷が入ればデザインを損ねてしまうような綱渡り感もあり……。
おおおお!!
これも嬉しい感想です。
扱うテーマの重さ的に、キャラクターは輪郭をハッキリと、を心がけていました。
江戸切子。言い得て妙だなと。
個人的に花火のシーンとボールペンのシーン最高です。見事な消失点、そして彼らの着地点。海底トンネルのシーンはカタコンベにいるような気持ちでした。
あとルイちゃんを末永く応援したいです。レオくんが「編む者」なら、ルイちゃんは「(絡まりを)解く者」かなって思いました。(個人の感想です)
ボールペンに言及して下さる方にも、デジタルハグの刑です!ありがとうございます!!
花火も……ほんとキモいのは自覚してるけど、私花火のシーン好きすぎて毎日読み返して泣いてる。
あの部分だけデータ飛んでも一言一句書ける。
それだけ思い入れの強いシーンなので、やっぱりデジタルハグですね……。
消失点そして着地点!塘子さんの感想は素敵な表現に溢れてますね。
ルイちゃんは解く者!
喩えが秀逸すぎます。今後何か聞かれたらパクりたい。
その通りですね……レオの感情のごちゃごちゃを整理してくれる。絡まった毛糸を解く人、めちゃめちゃありがたい。
しっかしルイはほんと人気だ!ルイちゃんを生んで良かった。
なお、ルイちゃんは東村アキコさんが描く、目が大きく猫みたいにキュッとした女の子のイメージです。
黒目が二重線になってるタイプ……伝わりますかね?
塘子さん、ありがとうございました!
わたりどり通信さん
わたりどり通信さんの連載されていた「いいかげんで偽りのない僕のすべて」が好きで、更新を楽しみに読んでいました。
パキッとした勧善懲悪でなく、全体に漂うどんよりとした空気感、類型的な山谷の型にはまらないストーリー展開が好きです。
主要登場人物の少年少女の描き方が、村上春樹的な不純さタルさがある所も。
私には絶対書けんやつ!と思いながら読んでいました。
だから、わたりどり通信さんに紹介されたよ!の通知が来た時はドキドキしました……
絶対好みじゃないじゃん私の作風、と思いながら開くと、こんな評が。
この方のすごい所は筆の早さと文章の正確さである。
まるで点数をガンガン決めるバスケット選手。
途中交代で出てきたら相手チームが頭を抱えるポイントゲッターのよう。
だからなのか個人的に早時期仮名子さんの書くものには
フィジカルの強さを感じる。
ロードムービーみたいに物語がどんどん進むので飽きが来ない。
ほ、褒められてるぅ……
「フィジカルの強さ」
嬉しいですねぇ。確かにごっつりしてるというか、マジックペンでガリガリ書いてる感じです、筆早いの間違いないし。
男性同士の恋愛ものは珍しくない設定だが
主人公がニットを編み、彫師に恋をするなど本作以外ないだろう。
このマッチングのアイデアはすごい。
アッ、ホントだ……
確かにこの設定のBLは絶対ない!
このオリジナリティ、評価してくれEVERYBODY。
迷うからこそ答えを求めて自身を見つめ直す。
そうして奥底にある願いの声を聞く。
他者と共生してゆきたい思いは愛の根元であり
それを恐れなくていいと力強いメッセージが込められていて
口にしたくなるような良い台詞がたくさんある。
この評を読むと私は毎回泣いてしまいます。
すぐ泣くな。うん、すぐ泣くの。
「他者と共生してゆきたい思いは愛の根元」
私の作品で、こんな素敵なメッセージが表現出来ていたら嬉しいな……
そして、わたりどり通信さんの「愛」というものの捉え方がそもそも美しいですよね。
今後も書いていく上で、この言葉は胸に刻んでいたいと思います。
「口にしたくなるような良い台詞がたくさんある」
だよね〜〜〜!!
えっ?
いや、私はそう思って「ホラホラここの表現ええやろ」と書いているけど、実際読者がそう思って居るかは分からないじゃないですか。
それを言葉にしていただけたことで、自信になりました。
なにより早時期仮名子さんご自身がこの物語、登場人物たちに深い愛情を注がれているのが伝わってきてその辺もグッとくる。
その通りです。
全創作大賞恋愛小説部門応募者の中で、私が1番自分のキャラの盲目オタクである。自信ある。
このウザ暑苦しさ、わたりどり通信さんの作風と真逆かなって思ってるんですけど、それを好意的に受け止めて下さることが嬉しいですね。
わたりどり通信さん、ありがとうございました!
アルロンさん
アルロンさん。どんだけの量読んでるんですか……。
私がこの量一度にインプットしたら自我無くす。
重いテーマをライトに書いてて読みやすい。温かさや爽快感とは違う、不思議な安らぎのある読後感。ニットや美術など知識の幅も広い。終盤の「今、俺たちは、門司に来た。」が響いた。これは見事な作品だ。
確実に全篇読んでいらっしゃる……
「今、俺たちは、門司に来た。」
が響くという時点で、すごくしっかりと読み込んで下さっている。
だってこの一文、単体で見たら、ほんと門司に来たんだぁという情報しか無いですからね。
重いテーマをライトに、も、そういう作品にしたいな、というのが狙いだったので、アルロンさんって意図を汲み取るのが本当にお上手なのだなと驚きました。
こうした感想を頂いた事で、すごく自信になり、支えられました。
アルロンさん、ありがとうございました!
ハスつかさん
50名の作品を紹介、しかもサポートのうえオススメして下さるというとんでもない太っ腹企画をされていたハスつかさん!
宇部空港に行く前にレオたちが食べた「佐藤水産のわんぱくおにぎり」の紹介でもお世話になりました。
たっちゃんさんとレオ。
2人のキャラクターが生き生きとしていて、互いが重なりながら前へ進んでいくのが素敵ですね。
文章も読みやすく、共感するところもあって、多くの方に受け入れられやすい作品なのではと思います。
キャラクターが生き生きと!
これまた、自キャラ盲目オタクとしてはハスハスが止まりませんね。
多くの方に受け入れて…欲しいなぁ。
ハスつかさん、受け入れられてるとこ見せられるように(もう推敲しても無駄だから)祈祷頑張ります!!
見ててくれよな!
ハスつかさん、ありがとうございました!
ボルシャック・日々木・ドラゴンさん
日々木さん……
どうしたの、何があったの、気がついたらボルシャックとドラゴンがメンバー入りしてトリオ作家になった……ってコト?!
ご自身の活動も一旦ストップするくらい忙しくされてる中で、それでも感想を書いてくださった。大感謝です。
この物語、すごいですわ。ニットに対するレオの情熱は皆さんも味わって欲しい。そして長身タトゥーのたっちゃん。ドラケンかと最初思いました笑。うま〜くレオを導いてくれそうな予感がします。
えへへ、第1話読んだ人の嬉しいリアクション第1位のやつ……
って、
ドラケン!!!笑
たっちゃんをドラケンと言った方はボルシャックさんしかいません。
実はドラケン知らなかったんですけど、ググッたら全然イメージ違ってて再度笑った。
関門海峡へ旅に出る。しょっちゅう通ってます、関門海峡。
言ってよ!!!!
取材したかったですよ、ドラゴンさん……。
ていうか続き読んで、「関門海峡愛が足りない」とか思われたらどうしよう……。
ボルシャック・日々木・ドラゴンさん、ありがとうございました!
終わりに
どうせ私の作品なんて誰も読んでくれないんだ……ウジウジ
と腐ってた日々が嘘のように、とてもたくさんの方に読んでいただけ、また温かい感想もいただき、本当に幸せな創作大賞期間になりました。
誰かに読んでもらえる、そして心を動かしてもらえる、これは絶対に慣れることのない喜びです。
皆さんの貴重な時間を私に割いて下さり、本当にありがとうございます。
皆さんの応援に恥じない結果を出せるよう、祈祷頑張ります!
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