初日の出を拝むって?喪中はどう正月を過ごしたらいいの?
こんにちはこんばんは、すぎまるです
あけましておめでとうございます
2021年後半、毎週土曜を『朝活の日』とし早起きを続けてきました
そして2022年元旦ももちろん早起き、いつもと変わらず4時半起床です
先日は臨港パークで珈琲を飲みながら年末の日の出を拝んできました
新年ですので初日の出を拝んだ人も多いと思いますが
そもそも『初日の出』の意味ってなんでしょう
日本では古来より、初日の出と一緒に「年神様※」が現れるとされ、おめでたいと考えられていたそうです
※元旦に家々に新年の幸せをもたらすために、高い山から降りてくる神様
その昔、祖先の霊が田や山の神になり、
正月には年神様となって子孫の繁栄を見守ってくれるのだと考えられていました
たくさんの幸せを授かるために年神様をお迎えして
お祝いする様々な風習や行事が生まれたと言われています
ふむふむ、なんとなくは理解できました
さて、実は我が家は喪中のため新年のお祝いもいささか盛大に、というわけにはいかないかと考えてます
喪中はがきが届くこともあり、相手の喪中に気を遣うことがあってもいざ自分のこととなるとどうしたら良いか分からないもんですね
『喪中』をどう正月を過ごせばいいのか?
しきたりやマナーってあるんだろうか?と疑問だったので年末に調べてみました
正月に食べる料理についてご紹介
お雑煮は元々高級な食べ物(特にお餅)として用いられており、お祝い事や記念日などの特別な日に食べるものだったようです
お雑煮自体におめでたいという意味はなく、
元気をつけて健康に一年を乗り越えようという意味が込められています
現在ではごく一般的な食べ物として浸透しているので、
喪中の正月に食べても問題はないようです
(個人的にはお雑煮ってお正月にしか食べないので特別感が拭えません…)
ただし、お雑煮に入れる具材には注意が必要
紅白かまぼこや花型に切ったにんじんなど
豪華にしてお祝いの雰囲気を出すことは避けるのがマナー
出来るだけシンプルにしたほうがいいみたいですね
そしておせち料理について
一品一品に意味が込められているのは知っている人も多いはず
今でこそ、おせち料理やお雑煮、年越しそばをなんとなく食べていますが食べていいもの、控えたほうがいいものは最低限知っておきたいですね
おせち料理のおめでたい意味やいわれ
おせち料理といえば、ひと昔は季節の野菜や、豆腐、こんにゃく、昆布などを使った料理が中心で、収穫の報告やお礼の意味を込めて神に供えてきました
「福が重なる」といわれる重箱に詰めて保存する方法は、江戸時代に入ってから地域によっては、縁起がよいとされる『5』や『7』などの奇数で料理を詰め、向きや並べ方などのしきたりが残っているそうです
三が日は「縁を切る」につながる包丁は使わないなどのいい伝えや、接待で忙しいなどの理由から、年末のうちにおせちの味を濃く作って保存を効かせ、正月は台所に立つ回数を減らしたとも聞きますね
そんなおせち料理の喪中マナーについて
①重箱は使用しない
前述の通りおせちを重箱に入れるのは、「喜びや幸福が重なるように」という意味や願いが込められているから
「重ねる」という行為に、喜びや幸福を関連付けているんだとか
喪中は故人が亡くなったという不幸を悲しんでいる期間です
その期間に重箱を使うと、「悲しみや不幸が重なる」という意味になってしまいますね
つまり、「更に辛い思いや苦しい思いをする出来事が訪れる」ということ
それを避けるためにも、重箱は使用しないのはベター
②入れてもいい食材
・黒豆
喪中のおせちにふさわしい食材として黒豆が挙げられます
黒豆が喪中おせちに良いとされている理由は2つ
一つ目は、まわりも中も黒いから
黒は悲しみを表す色と考えられているため、喪中の際にはふさわしい色とされています
二つ目は、黒豆の意味
おせちに入れられる黒豆には、「今年一年、まめに仕事ができますように」という意味が込められています
おめでたさをイメージさせる意味は込められていませんので、
喪中のおせちに入れても問題ないとされています
・れんこん
喪中のおせちにふさわしい食材として、レンコンも挙げることができます。レンコンが喪中おせちにふさわしいとされているのには、2つの理由があります。
一つは、レンコンがお釈迦様のお花だからです。お釈迦様は蓮の花から生まれたとされています。そのため、お釈迦様がいる天国は、蓮の花で満開だと言われています。レンコンは蓮の花なので、喪中のおせちに入れて良いとされているのです。
二つ目は、レンコンには「将来を見通すことができるように」という意味があるからです。自分の将来を見通し、正しく生きていくことができるようにという願いも込められています。おめでたさを表す意味ではないので、ふさわしいとされています。
・ごぼう
ごぼうも、喪中のおせちに入れても良い食材
ごぼうは根菜類であり、細くて長い見た目だからです
ごぼうの細くて長い見た目から、おせちでは「地に根を張り、未来永劫家を残していく」という意味が込められているそう
これからも血を絶やしたり、不祥事を起こしたりせず、ずっと家を残していくということのようです
故人は自分の家がなくなってしまうと、悼んでくれる人がいなくなるため、大変悲しみます
家を絶やすことなく、これからも故人を悼み続けるという意味に置き換えることができるため、ごぼうは良いとされているそうです
・里芋
里芋も、喪中おせちで良いとされている食材
これは里芋の見た目やできる姿に関係しています
里芋は、一つの株からたくさんの実をつけます
多いものでは、一株に20個以上できることもある子沢山の根菜類
このことから、おせち料理での里芋には家がこれからも残っていく「子沢山」という意味があり良いとされているそう
家が残れば、故人を悼んだり迎えたりする人が絶えることなく故人も安心するでしょう
このような意味で、里芋は喪中のおせちに良い食材とされているそう
③避けるべき食材
・紅白の食材
喪中のおせちで避けるべき食材は、紅白の食材
紅白はおめでたさや喜びを表す色なので、喪中にはふさわしくありません
具体的には、紅白かまぼこや紅白なますなどが挙げられます
これらは、その見た目からおめでたさや喜びを表すおせちでの定番料理です
喪中は悲しみや個人への痛みの気持ちを表す期間
おめでたさや喜びを表す料理は避けるべきなので、紅白の食材や料理は避けましょう
・鯛
鯛も喪中のおせちでは避けるべき食材
鯛はもともとおめでたさを表す食材なので、喪中のおせちとしてはふさわしくありません
鯛は読み方から「たい→めでたい」を連想させる魚として、お正月では定番の食材とされています
悲しみを表す期間の喪中では、ふさわしい食材とは言えませんね
そのため、避けるべき食材なのです
・昆布
昆布や昆布を使用した食材も、喪中のおせちでは避けた方が良いとされています
これは、おせちに入る昆布の意味に関係しているそう
昆布はおせちでは、「よろこんぶ=喜ぶ」という意味を表しています
昆布そのものが、喜びを表す食材のため、
悲しみを表す喪中に昆布はふさわしいとは言えません
昆布だけでなく、昆布を使用した食材も喜びを表しているため、昆布の使用は控えましょう
・菊の形を模した食材
一般家庭で作ることはあまりないかもしれませんが、菊の形を模した食材も、喪中のおせちではふさわしくありません
菊は、「長寿」を表しています
故人はすでに亡くなっていますから、「長寿」を表す食材を喪中のおせちに使用するのは、不謹慎と考えられています
食用の菊の花はもちろん、菊の形を模した大根やニンジンなどもタブーです
見た目も華やかになってしまうので、喪中のおせちでは避けましょう
我が家では年越しそばは美味しくいただきました
諸説ありますが、年越しそばは「長いものを食べて健康と長寿を願う」「1年間の厄を切り落とす」という意味合いで食べるものとされています
新年を迎えるお祝い的な意味は含まれていないので、
喪中でも気にせず食べて問題ないと言えるそうです
ただし、こちらもお祝い事を連想させる食材を入れるのは避けたほうが良いようです
お年玉はお祝い事にあたるのか?
新年は親戚と集まる機会も多いのでお年玉についても知っておくとよさそう
子ども達にとってお年玉は年始の楽しみなイベントですから、
がっかりさせたくはないところでしょう
本来であれば新年のお祝い金という意味合いがあるので避けるべきものではありますが、喪中の都合で子ども達までがっかりさせてしまわぬようお年玉は配る家庭が多いようです
その際は普段のお年玉で用いる様な紅白の水引きではなく、無地や地味なポチ袋に入れて渡すと良いでしょう
表書きも「お年玉」ではなく「お小遣い」や「文具代」など、特別感の薄い書き方をすると尚良いです
喪中の正月に初詣は行っていいのか?
ここでポイントになるのが初詣に行く先
あまり意識したことがありませんでしたが、『神社』か『お寺』かで区別ができるそうです
神社の場合は神道の考えに基づいているので、死は穢れとして忌み嫌われるものです
従って忌中期間のうちは神社への参拝はNGとされています
対してお寺の場合は仏教に基づいた考えなので、死は穢れではなく極楽浄土への旅立ちという扱い
仏閣では葬儀なども執り行いますし、多くのお寺では一部がお墓になっています
こうした事から、忌中であってもお寺に参拝するのであれば問題は無いというのが一般的な認識のようです
新年の挨拶はどうしたらいいのか?
「あけましておめでとうございます」はNG
正月は友人や親戚など、様々な人と顔を合わせる機会の多い時期です
普段の正月であれば「あけましておめでとうございます」の挨拶から話が始まるところでしょう
しかし喪中の場合は祝い事は厳禁なので「おめでとう」という言葉は使えません
自分が喪中だと知らない相手がかけて来た新年の挨拶につられてしまいがちなので気をつけましょう
喪中の場合は自分から「おめでとうございます」などのお祝い言葉を使わなければ問題ありません
この場合は「昨年はお世話になりました。本年もよろしくお願いします」といった具合に、それとなくお祝い言葉を避けた挨拶を使用しましょう
喪中に年賀状が届いてしまったら
正月と言えば新年の挨拶として年賀状のやり取りが行われるのも通例
交友関係が広ければ届く年賀状も多く、遠方の知人からの挨拶も増えるでしょう
通常、身内に不幸が起きてしまった場合には交友関係のある家に「喪中ハガキ」を送付してその旨を伝えます
基本的に喪中ハガキが届いた相手からは、次の正月に年賀状が届く事はありません
しかし身内の不幸後は何かとバタバタするもので、うっかり喪中ハガキを出し忘れたり相手方の住所が変わっていたりで喪中ハガキが届いていない相手が居ることも珍しくないです
この場合は当然相手は喪中である事を知らずに年賀状を書いてくれるでしょう
また、年末近くに喪中ハガキを送った場合には行き違いで年賀状が届いてしまうケースも考えられます
こうした喪中の間に年賀状が届いてしまった場合には、「寒中見舞い」という手紙を用いて対応しましょう
元来寒中見舞いは1月5日頃から2月4日頃にかけて送る挨拶状でしたが、喪中における年賀状の代用品としても利用されています
寒中見舞いを送る場合には、松の内(1月7日)と呼ばれる期間が終わってから出すようにしましょう
これは松の内に届く手紙の事を総じて「年賀状」と呼ぶので、年賀状と寒中見舞いをハッキリと区別しておく為です
また、寒中見舞いに用いる文章は「丁寧な新年のご挨拶を頂き恐縮です。ご挨拶が遅れて申し訳ありませんが、本年は喪中の為新年のご挨拶を控えさせて頂きます。今年もよろしくお願い致します。」などが良いでしょう
「せっかく年賀状をくれた相手へのお礼」「返事が遅れたお詫び」「喪中である事の連絡」がポイントとして挙げられます
いや人生まだまだ知らないことばかりです
noteを書けば書くほど知的好奇心が湧いてきます
インプットのためのアウトプット
アウトプットするまでがインプット
学びは人生を豊かにしてくれるんですね
ようやくこの年になって気付くことができました
子どもに聞かれたときに誤った知識や情報を伝えてしまわないためにも続けていきたいですねー
ではでは
出典:
https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/705874/
https://www.yoriso.com/sogi/article/mochu-shogatsu/
https://sougiyasan.jp/faq/manners/2683
画像引用:
https://www.todaishimbun.org/new-year-dishes20200107/
https://www.greencoop.or.jp/recipebox/1839-kuromame/
https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/process/572214908a406af500e37d2da7bea1f2/
https://myvegerecipe.com/201412satoimo/
https://radish-pocket.com/list/372/
https://cookbiz.jp/soken/culture/osechi_yurai/
https://ultimate-setsuko.com/oseti-tataki-gobou/
https://shaddy.jp/osechi/yurai-kohakukamaboko/
https://rassic.jp/content/2738
https://news.yahoo.co.jp/articles/bad3ddb0095ab114a33db134bc0d2b5d5b8fc245/images/000
https://kakakumag.com/money/?id=16358
https://rurubu.jp/andmore/article/5354