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200名以上の前での研修会と、そのあとの先輩方との語らい
2023年2月21日、小倉駅を経由し、福岡市の田川にある福岡県立大学で講義しました。参加者は、な…なんと…
200名以上!
これまで学会以外での講演で、最高、500名越えはあったのですが、久々の200名越えに少し緊張しましたね。
でも話し始めると、どんどん舌が回る回る。自分でも驚くほどに一瞬で緊張が解けました。人間って、そんなもんなのかもしれませんね。
少し講義内容をお伝えすると、テーマは統合失調症についてです。対象は主に福祉職の人たちだったので、あまり医療的な話よりも、関わりに重点をおいて話しました。
例えば、「曖昧な状況は苦手な方が多いから、具体的に伝える」とか、「ホップ、ステップ、ジャンプのステップの部分を一緒に考える」とか。
あと症状についても、話をしましたね。陽性症状は幻覚、妄想などで、本来、無いものがあらわれることや、陰性症状は、意欲低下、感情鈍麻などで、本来、あるものが低下することなど。
認知機能障害については、認知症の認知とは違い、情報処理機能が低下し、順序だった行動が苦手になったり、遂行機能が落ちる感じがあったり。
それらは、根性や精神論で何とかなるものではなく、症状のひとつ。だから適切な関わりが必要といった話をしました。
皆さん、真剣に聞いてくださり、たくさん質問もしてくださいました。規模は関係なく、いつも全力投球で講義するのですが、200名となると、無意識に力が入りますね。
そのあと久々に認定看護師の先輩方と食事です。コロナ前に会ったきりなので、3年ぶり。そりゃ積もる話もありますよね。
で、そこでの話。
先輩方は元々、精神科急性期でバリバリ実践していた現場力がスゴイ人たちなのですが、今は訪問看護やグループホームの現場で活躍されています。
その先輩と一緒に何かやれないかなぁ…
ということで、「対談やりたいね〜」と、「その対談が本あるいは雑誌になるといいね〜」、なんて話をしていました。
テーマは何がいいのか?
私も長年、精神科救急病棟にいたので、精神保健福祉法が絡む、行動制限についてはどうか?地域に出た今、改めて急性期病棟で働いていた頃のこと、そして今の課題、そんな内容の対談ができたらな、と盛り上がりました
でも…
でも、です…
その話をした内容。
結構、深い話をしていたことは覚えているのですが、詳細が思い出せない…
はい…
深酒で記憶が…
楽しかったことは確かです…
感情記憶は残りやすい…
はい…実感しました。
語り合ったお店は、遅くまでやっている喫茶店のようなお店。ジュークボックスがあり、店主が流してくれたビートルズのGet Backだけが耳に残ってます。
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そんな私の記憶が定かなうちにと、Facebookに投稿したものの、肝心の内容は書いていない…
久々にお会いして嬉しい気持ちが先立ち、飲み過ぎました。反省……
一方で、先輩方とはNPOも一緒にやっているので今年は、リアル研修会もやろう!ということにもなりました(これはちゃんと覚えている)。
そのとき、また語れば、さらに大きなシナジーを生み出すアイデアが浮かぶはず!と、超前向きに考えてます。
楽しかった九州の旅でした!
お世話になった皆様。
ありがとうございました!
そして本日、新刊「人生をゆるめたら自分のことが好きになった」が発売です!
よろしくお願いします!