ダグラスレイン オールドパーティキュラー ラフロイグ 1998 21年 - DOUGLAS LAING'S OLD PARTICULAR LAPHROAIG 1998 21Y
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先月、今月といつも行ってるバーの周年が立て続けにあり、このコロナ禍でなかなかバー活もできてないですが、せめて周年はと思って飲みに行かせてもらってます。
とはいえどの店も周年とはいえ今年はイベント的なことはできず、ひっそりと周年を迎えざるを得ないようで、悲しいですね。大々的にイベントを宣伝するわけにもいかないですし、常連としては、せめてもの特別感と日頃の感謝をと思い、細やかなプレゼントをお渡ししたりしています。自分では買わないけど、貰ったら嬉しいものってありますもんね。ちなみに僕は高額なオールドは自分では買わないので何方か高額なオールドボトルのプレゼントお待ちしております。←
今夜もすこっつだけお付き合いください🥃
本日のドラム
今夜は、ダグラスレインのオールドパーティキュラーシリーズから、
「ラフロイグ1998 21年」をテイスティングしていきます。
ダグラスレイン
アイラ
ラフロイグ 21年(1998-2020)
リフィルシェリーバット
59.9%
最近高騰著しいラフロイグですが、こちらは個人輸入のボトルで送料など諸々込みで1本4万円弱のボトルとなります。高いですね。21年ですからね。98年と聞くと最近じゃんみたいなイメージは拭えないのですが、余裕で20年を超えてくるわけですね。オフィシャルの25年が5万弱で日本市場に出回るわけですから、それからしたら妥当、もしくはリーズナブルだという印象です。しかも希少なシェリー樽ラフなわですし。
それはさておき、このボトルちょっと面白くてですね、以下の写真を見てください。
わかりますかね。わかりますよね。箱とボトルのラベルが違うんです。どこが違うかは敢えて言わない。と見せかけてしっかり言うんですが、テイスティングコメントが全く違うんです。顕著なのはPALATEの"Tropical fruits"です。良いですか?"Tropical fruits"ですよ?わかりますね。ラフロイグのトロピカルなんて美味しいに決まってるわけです。某WhiskyBaseでは93点くらいを付けてるわけです。間違いないじゃないですか?気になりますよね。気にならざるを得ないわけです。そうして僕は購入せざるを得なかったわけです。そして飲まざるを得ないわけですし、その感想を書かざるを得ないわけでもあります。そろそろ何か得たいですね。
ってことで、スランジバー🥃
テイスティングコメント
Nose:熟成感のあるシェリー香、糊、ピート、煮詰めたパイナップル、柑橘、バーベキューの煙、薬品、レザー、昆布、パパイヤ、開けたては奥に僅かに硫黄のニュアンス、時間経過でマンゴー、パッションフルーツ
Palate:ピート、潮気、しっかりボディ、ややオーキー、奥からパイナップル、柑橘、煙、僅かに硫黄感
香りは開けたてからフルーティー主体、ピートや煙、薬品、昆布などのラフらしさもありつつ、やはりメインはシェリー樽とラフのフルーティーさ、30分以上時間をかけてくんくんしていると奥からパッションフルーツも感じられます。
味は逆にピート、潮気などのラフらしさが主体、ボディも60%近いこともあってしっかりとあり、奥から徐々にパイナップル系のフルーティさが出てくる。
香味共に僅かに硫黄を感じるが、正直言って気にならない程度であり、上手く馴染んでいる印象。
総評
「かなり美味しい」
これはかなり時間のかかるボトルでしたし、未だに掴み切れてはいません。
香りは非常にコンテンツ豊富で、多彩ですが、ラベルに記載されているトロピカルフルーツは開栓直後はほぼ感じられず、南国詐欺と言っても過言では無いなという結論でした。しかしながら、開栓から数日、徐々に開いてきて、グラスに注いで時間をかけて飲むと香りに奥から南国系の熟したフルーツ感が主張してきました。他方、味はしっかりラフロイグ味で、ピートと潮気とボディがしっかりしたシェリーアイラがどっしりと横たわっています。
価格やラベルの期待値に対して今は正直届いていないので"かなり美味しい"評価ですが、これが数年後にフルーツ全開になり、ボディと渾然一体となった場合は、評価も突き抜けそうな雰囲気はプンプンします。なので、あくまでも現時点の評価として。
※評価基準はコチラ
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