アブダビ駐在妻の日々3. -第二章に入りました

10月からはっきり季節が変わった

アブダビの夏は過酷だった。外出できない、何もできないしんどい日々だったが、ようやく9月下旬から明らかに日の出時間が遅くなり、気温が下がりはっきりとした秋を感じる今日此の頃だ。そして、自分として「アブダビ生活第２章」に入った気持ちである。

絶対にしないことを決めた

だからこそこの機会に
絶対にしない！
と決めたことを宣言したいと思う。

１．余計なものは絶対に買わない
２．冒険して未知なこと、モノ、には手を出さない

未経験故に色々余計なものを買った

新しい土地で好奇心から色々試してみたりした。しかしその殆どが失敗だったり、恐ろしく不味い食べ物、合わないものだった。今は何が必要で何が不要かそれなりにわかったつもりだ。ムダ遣いする金などはないし、その無駄な数々については後悔する。しかも、悲しいかな、日本で100円ショップがこの国では1000円の価値があるなんてことも実は知らなかった。何から何まで海外の製品は日本の品質の1/10なのだ。本当に大げさではく真実だ。高額で品質の悪いモノばかりである。しかし何かを買う時は必要だと思い買ってしまったしその繰り返しでいかに無駄な消費をしたか。

今後はシンプルに一切必要ないものは買わないと心に決めた。日本がいかに優れているか身を持って体験した。

こんなシンクのゴミ受けでさえ日本の製品は最高である。コチラでこういうものはいくら探しても売っていない

食べ物については、中東料理は基本的にあまり口に合わない

もし美味しい中東料理があれが教えてください。良く分かってない場合もあるので。外食にしても、私が住むアブダビの西麻布みたいな地域では、人工的で一見キラキラしているが、実際美味しいお店など一つもない。歩いて行ける範囲のレストランは美味しくもない。一番マシなのがマクドナルドハンバーガーだ。一つ非常に美味しい朝食のバイキングを同じマンションの人に紹介してもらったが、約5千円だった。そちらはたまの楽しみにとっておくが、食品スーパーでも食材はミニマムに買い出来るだけ工夫して調理すると決めた。

そして絶対やることは次のように決めた。

３．学校の時間割のように決めたスケジュールで日々行動する
４．足し算でなく引き算の生活を送ること。

3に関しては、このような生活環境だと時間を無駄にしがちである。何もしないまま一日終わるのは嫌だから朝イチで時間割を決め、その通りの行動を取ろうと思う。
4に関しては、何をしたいか？ではなく、しなくても良いことは徹底的にしない。この国にあまり期待はしない。今まで足し算で試したことが無駄だった分、今後は引き算で本当にすべきことだけを行うことにしようと決めた。

勿論イスラムの人々の穏やかさや心の美しさには毎日感動している。アブダビの町の美しさやイスラム幾何学模様に代表されるデザインの美しさは他にはないほどである

Alhosnの入口ではアラビックコーヒーが庭に生ったデイツと共に頂ける

この国の好きな点も多い。イスラム教の方々の思いやりや慎ましさや優しさは素晴らしいと思う。だが、今までのように何もかも受け入れるのではなく、よく文化や習慣を理解し、その中でよく厳選し行動することにより自分の幸福度は上がると思う。今後は今までより上手に生活していきたいと思う。