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【飲食店・地域おこし向け】デカ盛り丼ぶりのタイポロジー(類型学)

こんにちは #スコープ株式会社 です。
私たちは仕事上、全国の様々なグルメ情報を日々収集しながら、テレビ番組やYouTubeといった媒体に向けて取材先として提案を行っております。
そんな中で、ここ最近需要が大きいのがデカ盛りグルメ。

ただ、たくさんのデカ盛りグルメを見ていると既視感が出てきます。
「あそこの料理と似ているな」
今回の記事は全国の飲食店、グルメで地域おこしをやろうと思っている地方自治体向けにデカ盛りのタイポロジー(類型学)を解説します。

地域のデカ盛りグルメや町おこしなどに興味がある大学生の方などは論文にしても面白いかもしれません!

タイポロジー(類型学)とは

ここでいうタイポロジーと(類型学)というのは、デカ盛りのパターンのことです。写真家のベッヒャーという人が産業用の建物や構造物を同じ構図で撮り続けたように、デカ盛りの丼ぶりを横から見てみたらパターンを分類することができます。

そして、よく見るパターンのグルメは取材競争率が激しいので、これからデカ盛りグルメなどを開発する飲食店さんは丼ぶりを分析して、これまでの考え方では分類されない新種のデカ盛りを開発するのがいいかと思います。

デカ盛りのタイポロジー(類型学)

スタッフがパッと思いつくデカ盛りのパターン
前提として丼もののみを並べています

以下、イラストのパターンについて解説します。

  1. ノーマル型:定食などで白飯がめちゃくちゃデカいパターン。おかずのインパクトも必須。

  2. 富士山型:デカ盛りの白飯のトップに生姜焼きとか、ウナギとかがのっていて、まるで富士山のような見た目をしている型。一見「おかず少なっ」と思わせておいて、白飯の中にも具が入っているパターンが主流。

  3. コーティング型:白飯をコーティングするように”しらす”や”いくら”、その他中華系の料理などがコーティングされているパターン

  4. ミルフィーユ型:ミルフィーユ状に具材が挟まれながら高さを出しいくパターン。食べ進めると様々な具が出てきてエンターテイメント性もばっちり!

  5. バランス型:とんかつや、アジフライなどを支え合うように立てることで高さを出すパターン。重量を上げずに迫力があるデカ盛りにすることが可能。コストパフォーマンスはいいと思われる。

  6. 幾何学:白飯の上に円柱のかき揚げがのっている丼のイメージ。揚げ物など成型しやすい幾何学的なものを丼の上にのせるというところにインパクトがある。

  7. 型破り:丼の上に串などで無理やり形を保った巨大な具材を積み上げていくパターン。カニを乗せたりインパクトがある具材を合体させていく狂気性が表現できる。

  8. 丼ぶり活用型:器を利用することで、デカ盛りを演出できないかという考え方。小さな丼を積み上げることで巨大なデカ盛りグルメに見せたりする発想の転換パターン。

  9. 食器開発型:巨大なエビフライを吊るすための食器を開発するなど、周辺のものを完全オリジナルで作ることによって、絶対に被らないグルメにするという手法。

  10. 雪崩型:丼を乗せるお盆に具材がこぼれまくることによって、優しさすら感じるという珍しい手法。高齢者の店主がやっているとより人情を感じる。

パターンを学んで、アイディアを出す

全国の様々なデカ盛りパターンを分類してくると、これに当てはまらないデカ盛りを作れれば話題性はばっちり。

すぐに思いつくのが、デカ盛りの分解。
3キロの中華丼を1つで出すのではなく、「300gの中華丼を10皿出す」という考え方はあるかもしれません。8:「丼ぶり活用型」のバリエーションです。

店員さんも嫌だけど仕事だからやるという部分に人間らしさがあって、面白そうかなと思います。
また、1人のお客さんに対して10皿同じ料理が並ぶ様子はインスタ映えもしますし、ショート動画などでも扱いやすいので、宣伝効果も期待できるのではないでしょうか。

我々の仕事も日々パターンの学習と、そこから外れたものを探し出すアイディアが重要になっています。

おもしろかったらコメントもらえると励みになります。

ちなみに、twitterでの頻出グルメランキングだとオムライスが結構上位にくるようです
出典:堀潤の伝える人になろう講座

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