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【マンガ感想】シュールレアリスムの神髄とか【25前編/22年週刊少年ジャンプ】

サカモトデイズの巻頭でした。モヤモヤもあり、そこを書いています。
ヒロアカで珍しく星1を付けています。
そして、高校生家族で星5です。今回は必見のシュールレアリスム回でした。読んでいない人もネカフェとかで読んで欲しい。いや、電子版買った方が安いかも?

掲載順に感想。
星5個くらいを満点としてざっくり評価。
星の目安は以下。
星1:下手い。
星2:悪くはない。このレベルなら満足。
星3:良い。このレベルなら嬉しい。
星4:非常に上手い。
星5:神。

サカモトデイズ(71話)-★★★★

表紙&巻頭カラー。白黒オレンジの3色刷りチックな表紙でした。インパクト絶大。巻頭カラーは打って変わってパステルカラーで軽めの印象。
今回のイラストはスキです。ちょっと色が渋滞しているようにも感じますけど、モニター次第なところもありそうです。

鈴木裕斗「サカモトデイズ」(「週刊少年ジャンプ」25号、集英社、2022年)4, 5頁。

内容は巻頭らしくサカモトが出てきたところから気持ちよくシナヤを殴りました。これでもかってくらい圧倒的でサカモトの格好良さが出てたと思います。
先週のウィッチウォッチに引き続きトラディショナルな巻頭だったと思います。好きです。

しかしながら、シンの活躍にならなかったのが少し残念でもあります。
サカモトには楽勝の相手だったわけで、シンが勝つことを想定していたと思うんですよね。
シン上げにはもう一回エピソードを作り直さないといけないのでもったいない気持ちがあります。
モヤモヤしながらも面白かったので高評価。


アオのハコ(53話) -★★★

今回はラストが見どころでしたね。

今回は表現の上手さが際立っていたと思います。
悪く言うと引き延ばしなんですけど、そうは感じませんでした。

具体的には、まず照れて目を隠します。

三浦糀「アオのハコ」(「週刊少年ジャンプ」25号、集英社、2022年)58, 59頁。

そして目が隠れて残っているのは、唇です。
キスの話をしている時に唇です。

三浦糀「アオのハコ」(「週刊少年ジャンプ」25号、集英社、2022年)60, 61頁。

このクソデカコマ割りも目新しかったです。
いつものセリフの少なさとクソデカコマ割りがマッチしていて唇のインパクトが最高でした。

最後のページに雛の目。
溜めて溜めて、最後に色っぽい目です。これまであんまり見たことない描き方なので挑戦も入ってそうですね。良かったと思います。

最後のコマで大喜の鼻から下を隠しているのも気になります。
これはどういう意味でしょうね?

今回はアオのハコにしては珍しい要素でした。でもエッチというよりは青春のドキドキに寄せた内容なので上手く調整してきたと思います。
あと手(指)が上手いですよね。下手だったらこのエモさにならないですからね。そこもしっかりしてる。


呪術廻戦(185話)-★★

芥見下々「呪術廻戦」(「週刊少年ジャンプ」25号、集英社、2022年)63頁。

絵柄が違いすぎて読切かと思いました。恋するワンピース的なスピンオフ?そんな予告あったっけ?とか色々考えましたけど『呪術廻戦』としか書いて無くて混乱でした。

結果普通に回想だったという。

しかも回想中に秤vsシャルル戦終わっちゃいました。
これ、死んでないですかね?大丈夫かな。

シャルルさんは後から秤さんのしもべとして出てくれてもアリ。


僕のヒーローアカデミア(353話) -★

センターカラー。ショート。

堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」(「週刊少年ジャンプ」25号、集英社、2022年)85頁。

格好良いです。鼻の感じが堀越先生っぽくないような気がしました。
カラーだからですかね?
普段よりも立体的なイラストだからでしょうかね。
三白眼で首筋もセクシーで良かったです。

内容は荼毘決着からの全体の状況整理回。
次回からエンデヴァーが戦う感じでしょうかね?

ちょっとセンターカラーで整理回をやるのも、そこまで分かりやすい状況になってないのも残念でした。激辛の星1
なんか、どうなったら勝ち!みたいな分かりやすさがあっても良かったのかな、と。
とはいえ辛すぎるかもしれません。


逃げ上手の若君(63話) -★★

普通に戦ってました。飛ばし的なインパクトだけでなくここで決着が付きそうです。
格好良い若に期待。


すごいスマホ(3話)-★

暴動をなんとかしに行くQ。結歌は”家族”だから絶対に助けたいとのこと。弟を探す事が目的なので、その辺の優先順位が高いキャラクタとして立てていきたいんでしょうね。
悪くないと思います。

とりあえずおっぱいが大きいキャラクタを出しておけばそういう路線で生き残れる可能性もあるんでしょうかね?現状では難しいように思います。


僕とロボコ(89話)-★

ロマン回。つまんなくも無いけど、面白くもない。
特に理由のない星1。
刺さらない事があるのは仕方ない。


あかね噺(14話)-★★★★

東大出のこぐま兄さん。
今回はキャラ立て回の前編って感じ。プラスしてあかねの落語もしっかりあって手堅い一話でした。

原作 末永裕樹, 作画 馬上鷹将(「週刊少年ジャンプ」25号、集英社、2022年)181頁。

この意外性も『おっ』となる要素を入れてきていて期待大です。どういう落語をするのか気になりますね。


ウィッチウォッチ(62話)-★★★★

センターカラー。今回は普通の塗りでした。

前回の呪いからギャグに寄せて、最後は普通に良い話。
良く纏まっていて良かったです。


高校生家族(47話)-★★★★★

仲間りょう「高校生家族」(「週刊少年ジャンプ」25号、集英社、2022年)216頁。

中尾という新入部員とマネージャーのラブコメwithのぶかつ。
この顔よ。仲間先生こういう表情上手いですよね。

初対面のばばあ呼びから始まり、ツンツンしていた理由は実力不足からの焦りだった告白、さらにばばあ呼びも謝る。野球には常に前向きな中尾。
そんな中尾には双子の弟がいた。
なんやかんやしてマネージャーを甲子園に連れていくことを約束する。

タッチ風味なのは置いておいて、だれもマネージャーが本当にばばあな事にツッコまない。
極上のシュールレアリスムでした。
この「ばばあ」は、ただ学年が一つ上という意味しかありません。ラブコメの起承転結の”起”にあたるセリフなんですよね。
だからこそ次のコマでも先輩への暴言としてツッコミが入ります。

仲間りょう「高校生家族」(「週刊少年ジャンプ」25号、集英社、2022年)216頁。

この後の甲子園まで含めて永久に良かったです。
まじで極上のシュールレアリスムでした。

日本の少年少女への教育として素晴らしいですねw。
本当か?

とにかくギャグとして成立させながら肝心のネタにはツッコミが無いこの状況が仲間先生の持ち味という感じがして好きでした。
神回。


なかじめ

今回は中堅どころとあかね噺が面白かったです。
特にあかね噺の輝きが凄いです。バトルマンガでないのに、序盤からこの順位はかなり優秀です。
最近は12話でセンターカラーを貰えることが多いですけど、その後の掲載順がセンターカラーよりも後ろになる事が多いです。センターカラーでも人気が復活せずにズルズル落ちていく打ち切りパターンですね。

あかね噺はこれを乗り越えて連載陣と戦えてそうです。今週は8番目。
本当に凄いですね。
私自身好きな作品ではありますけど、「アンケで戦え無さそうだな~」と思っていました。なので、良い意味で裏切られた印象です。
最近あったアンケの大幅改変がありました。もしかしたら一番影響を受けているかもしれませんね。

後はコミックスの売り上げが立てば安心ですね。
来週なのでお忘れなきよう。


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