今後バズりそうなマンガ1位【ショーハショーテン!1-2巻/朝倉秋成/小畑健】
あの小畑健先生の新作2巻です。
先生の名前だけでとりあえず1巻は買って読んだんですけど、今回2巻も面白かったのでおすすめする記事です。
ジャンプ+で1話が無料で読めます。
サムネからも分かると思いますけど、バクマンよりの作画です。
今回もネタバレを含みますけどあんまりネタバレしていないと思いますし、面白さを損なう内容にはなっていないと思います。
とりあえずamazonの1巻のあらすじでネタバレしておきます。
という事でお笑い版のバクマンだと思っていただければ間違いないかなと思います。
評価 ★★★★★
ストーリー・画力・マンガ技術全て素晴らしい完成度です。
少なくとも既刊2巻までの勢いが凄いです。
そして、当然面白い。
画力・マンガ技術 ★★★★★
画力・マンガ技術についてはあの小畑健先生なので、今更感がありますけどやっぱりすごいです。
特にキラキラした表情に釣られて思わず読んでいるこちらまでワクワクしてきます。
もうね。流石としか。この時点で面白いのが分かりますよね。
バクマンを読んだ事がある方には今回も刺さりやすいと思います。
表情が良くてワクワクしているうちに、内容の面白さに引き込まれていきます。
前述の通りお笑いのマンガなので、内容はコントとか漫才とかです。
必然的に文字を読ませる事が面白さに繋がるんですけど、それを読ませる作画とコマ割りになっています。
そもそも論マンガで漫才をやるというのは難しいです。
実際の漫才をマンガにするだけでは上手くいきません。会話のテンポと文字を読むテンポが違うからですね。
そこをしっかりと落とし込めているのが偉すぎます。
もし作中でウケている設定のネタが面白く無かったら最悪です。
作中のガヤが湧けば湧くほどマンガ読者は冷めていきます。
ウケている設定のネタを面白くマンガにするバランス調整とかコマ割り・セリフの調整は小畑健先生の力あってこそなのでは?と思います。
ストーリー ★★★★★
こちらについては朝倉先生を知らなかったのでおっかなびっくりでした。
しかし、1巻の時点で杞憂だと気づき、2巻で本物だと確信しました。
というか調べてみると小説家の方らしいです。
そりゃあスゴイわけですねw。
でも、小説家とお笑いって別に結びつくわけじゃないですよね?
その点はコミックス内のコラムに色々書いてくれていました。
痒い所に手が届くタイプの先生なんでしょうかねw。
コラムみたいなところにちょうど気になっていた内容が書いてあったのは初めてかも知れません。
気になる人は買ってね。
ストーリーについて話を戻します。
所々ブツ切りのような端折り方もしていますけど、小説の場面転換に近いかもしれません。マンガらしいスピード感にも似ていてそこまで気にならないとは思います。
読んでもらえれば分かると思うんですけど、いわゆる「お笑いパート」以外にもたくさん笑いがあるんです。
コントや漫才が「用意した笑い」なのに対して、そのネタ作りのシーンが「即興の笑い」になっていたりします。
永久に完成度が高くておしっこちびれます。
特に今回2巻の完成度が偉く高いです。
というか1巻時点の主人公たちが素人の高校生なので、そういう学園祭レベルの話っぽさ(拙さ、つまらなさ)を敢えて出していたんじゃないかと思えるくらい2巻が面白かったです。
かと思えば、主人公二人それぞれにドラマがありそうでそういうキャラクタの作り込みも隙が無いです。
これからそういうドラマを使いながら物語が展開して、主人公二人が成長していく訳ですね。
なんやねんこれ。推すしか無いやん。
さいごに
お笑い要素を面白いと思えるかは人によると思うので読んで判断してほしいです。そして私は2巻が面白かったです。
ちなみに本作はSQで月刊連載しているみたいです。どっしりやるのに向いている内容だとは思います。
でも流行りで言えばジャンプ+で公開したらバズりそうですけど、どうでしょう?
そういうのではないのかな。
とりあえず今回2巻が本当に面白かったので私の中では「今後バズりそうなマンガ1位」です。
今のうちに読めば古参ぶれますね!?
バズらなかったとしても、「私は知っている隠れた名作」としてドヤ顔できると思います。
バズってたくさん売れて、完結してくれるのが一番ではありますが。
ということでぜひ読んでみて下さい!
おまけ
今回2巻を読んで、メダルの件でHUNTER×HUNTER試験編のゴンとヒソカじゃん!!と勝手にウキウキした人は友達になってください。