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【マンガ感想】東京って付けておけば人気になるとか【40/22年週刊少年ジャンプ】

新連載・大東京鬼嫁伝でツノ成分を補給しました。普通に実力の伴ったマンガでした。
タイトルは適当です。
今週も面白いマンガが多かったです。

星5個くらいを満点としてざっくり評価。
星1:下手い。
星2:悪くはない。このレベルなら満足。
星3:良い。このレベルなら嬉しい。
星4:非常に上手い。
星5:神。

大東京鬼嫁伝(1話) -★★★★★

表紙&巻頭カラー。角が強いインパクトになっているカラーでした。

仲間只一「大東京鬼嫁伝」(「週刊少年ジャンプ」40号、集英社、2022年)左から1, 5, 4頁。

表紙は赤、巻頭は青で差異を作ろうとしている感じとか、いろんなキャラクタを描いて物語の広がりを感じる良いカラーでした。

読んでいて一番思ったのは立体的なお顔が上手です。

仲間只一「大東京鬼嫁伝」(「週刊少年ジャンプ」40号、集英社、2022年)30, 31頁。

顔を大きく派手な表情で描こうという意識が伝わってきました。
そして、表情が分かりやすいのでどういう感情になったら良いか分かりやすいので読みやすい作品になりそうだな、という印象を受けました。
というか顔も背景も上手。

こういうコマ割りとは無関係にアップの顔をたくさん描いていて、それも良かったです。

鬼が嫁入りする新連載です。
ツノを当ててきたのは間違いなくルリドラゴンの休載があったためでしょう。
ジャンプらしいというか、昔からこういうチョイスしますよね。
これがプラスになっているのかは不明です。


一方的に覚えている鬼の愛火まなかの紹介をして、じんたは覚えてない。

そして溺れる愛火を助ける時に、同じように助けた少女が居た事を思い出す。それが愛火でした。
上手いです。
10年前なので忘れていたのも不自然じゃないですし、同じ状況で思い出すのも自然です。

そして第1話らしく派手なバトルと見開き。

仲間只一「大東京鬼嫁伝」(「週刊少年ジャンプ」40号、集英社、2022年)68, 69頁。

そして一年間の同居が決まりました。

同居ラブコメのメッカ・ジャンプに鬼の女の子が殴り込みです。
どんな物語をやるのか楽しみですね。
(夜桜んち、ウィッチウォッチ、アオのハコといつの間にか同居がデフォルトみたいになってますw
それ以外にも幽奈さんとかニセコイもそうですよね。)

甘々の星5。
刀何回しまうねん!って思ってしまったり、お姉さんの服装が謎だったりしました。でも今回は画力もコマ割り・構図も良かったので満点。


呪術廻戦(196話)-★★★★

芥見下々「呪術廻戦」(「週刊少年ジャンプ」40号、集英社、2022年)85頁。

これまで河童のツンツンに影を描いた人間が居ただろうか。
このツンツンってそういうヤツなんだ。
この張り付いたような影くっそ面白いです。

一話丸ごとぶっ飛んでいて良かったです。


あかね噺(28話)-★★★

一生さんの道。
磨かれた芸こそ、落語が生き残る道だと。

原作 末永裕樹, 作画 馬上鷹将(「週刊少年ジャンプ」40号、集英社、2022年)107頁。

格好良いですね。

そして上手い。
一つ目は、第1話での破門という無茶を押し通せる理由である事。
あかねの落語を補強している点もバチバチにやり合ってる感が出せるので上手い。

二つ目は、芸(エンターテイメント)にはそれ以外の道もある事。
からし君やひかるさんの落語がバズって一生さんがやった以上の成果を出すと物語として深みが出せそう。
先週も書きましたけどそういう展開が大好物なので、期待しています。
この点はあかねが真正面から勝利した後に見せる必要がありそうです。
なんならからし君が主人公でも可笑しくない対立構造です。
うまうまのうま。


高校生家族(100話)-★★

2周年記念センターカラー。
新連載の裏で普通にセンターカラーなの悲しい。
ロボコと違って毎回万人に刺さる展開じゃないので仕方ないのかな。

春香が生徒会長に立候補します。
光太郎もでる!

僕とロボコ(103話)-★★★

おやつ戦争。
色々良かった。ケンコバ先生含めてキャラクタの動かし方が上手い。
面白い。

サカモトデイズ(85話)-★★★★

螺旋階段、手すりを壊して真ん中の吹き抜けを塞いで逃げる。
こんなアクション初めてみたかもしれません。
これ発想が凄いですし、映画的でサカモトデイズらしくって良い。

ブラッククローバー(336話)-★

ユノは決意して、アスタは生きていて、修行をします。

恋するワンピース(読切) -★

伊原先生おかえりなさい。


アオのハコ(67話) -★★★★

センターカラー。捲った瞬間ハッとする色気がありました。

三浦糀「アオのハコ」(「週刊少年ジャンプ」40号、集英社、2022年)204, 205頁。

捲ってこれです。
めっちゃ良いですよね。
まず目に入るのは、大きな肌色と質感のある髪。
次いで、リアルな耳とアクセントの口紅の赤。

よく見ると鼻とか唇、目と各パーツの完成度は微妙なんです。でも、インパクトがめちゃくちゃ大きくて全然気にならなかったです。
素晴らしいカラーでした。

さて、本編。
千夏先輩は大喜の事が気になっていると自覚したようです。

花蓮さんは大人です。

三浦糀「アオのハコ」(「週刊少年ジャンプ」40号、集英社、2022年)212頁。

今の未成年はこんなしっかりした恋愛観持っているんですかね。
いやはや。

そして大人の花蓮さんの妹、菖蒲あやめちゃん。
センター分けツインテでルーズソックス・菖蒲ちゃんです。
恋多き少女・菖蒲ちゃんです。
まじか。この二人姉妹だったのか。

その衝撃そのままに、マネージャーになりました。
流れるように新展開です。
絡んで来るとは思いましたけど、ヒヤリとする登場ですね。
ここから間男ならぬ間女になるのか、二人を繋ぐキューピットになるのか。

さすがに間女では無いと思います。
そういう風に匂わせるような展開はあるかもしれませんけど、雛になびかない大喜がポッとでの新キャラになびいてしまったら終わりです。
というか、それは雛のリストラを意味するので受け入れがたいです。

畳み方というか物語の進む方向を模索しているのかもしれませんね。


夜桜さんちの大作戦(144話) -★

サイバ―戦。

逃げ上手の若君(76話) -★★★

一騎打ち。
えっちな妄想で強くなる海野さん。
面白すぎでしょ。
そこからの敗北。復活するかもしれませんが、一旦は渋川さんの勝利。

その後、一変して史実に沿ったぽい敵の首をどうしてるかの解説パート。
首の素性と手柄の確定作業を首実検というのは初めて知りました。凄い名前ですね。
この辺のリアルさが松井先生のバランス感覚ですね。キャラデザで徹底的にフィクションに寄せている分、結果や死はリアルに寄せています。
今回は海野さんが死んだように見えるミスリードの意味もある様な気がします。その意味でも良いですね。

アンデッドアンラック(125話) -★★

センターカラー。

即ループするのかと思ったらアーク起動までの11分間、風子を守り切るミッションがスタートしました。
バトルなんですね。
個人的にはバトルよりもアンディと風子の別れをしっかりやって欲しい気分でした。絶対エモい

まあバトルの後、とっておきのエモがあるでしょう。

マッシュル(122話) -★★★★

ランス君が強くなったけど、ドット君がヤバかったので庇いました。
ドット君の覚醒デス。

いや、良く1話に詰め込んだと思います。マッシュルには飽きが来ているんですけど、今週のバトルはちゃんと強そうで格好良かったです。

メタ的に考えると、
コンビである以上両方の活躍を描かなければいけません。
二人目にバトンを渡す作話としては最高の出来だったと思います。スピード感があるのに自然です。さらに最速でやられています。なのに格は落ちていません。

普通に読んでも、
マッシュの影響で友達が出来た。
口では嫌いと言うけど、体が動いてしまった。
めっちゃ良い話っぽくなってます。


PPPPPP(47話)-★

意味深な神。ラスボス・ソラチカ。

僕のヒーローアカデミア(365話) -★★★

エッジショットの個性と命を使って、新しい世代へバトンを繋ぐ。
ミルコさんの気迫がヤバい。

堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」(「週刊少年ジャンプ」40号、集英社、2022年)359頁。

小学生が見たら怖くてヒロアカ嫌いになっちゃうよ。

両手と右足が無くなってしまいました。
欠損描写の業を背負ったミルコさんの一撃が入り、一瞬の時間を稼げたっぽいです。
その死柄木は、自分が助けを求めていた時は誰からも救ってもらえませんでした。自分が壊したかっちゃんが多くのヒーローが命を懸けて救っているのを見てトラウマが爆発したみたいです。
次回、死柄木第三形態。

次週は休載です。


すごいスマホ(17話)-★

ボーケンとレイ。

やれやれ系主人公はやっぱりダメでした。
藻浦の死をきっかけにアツいQへ方向修正です。
これは英断。素晴らしいと思います。

エイリアンズ・エリア(13話)-★★★★

バーでの会話。エイリアンに恋をした女。
なんかめちゃくちゃリアルでした。
恋なら全ての理屈は不要です。
最後の展開もしっかり女性のキャラを立てたからこその衝撃です。
素晴らしい引きでした。

単純なバトルがやりたい訳では無いようですね。
エイリアンと人間の関わり、お互いに命ある者。
群像劇とか多種族の入り乱れた”ヒューマン”ドラマがやりたいのかもしれません。
しかし、この順位では。

今回は面白かったですし、どういう話が描きたいのかフンワリ想像できたので高印象。

ハンガー(読切) -★★★★

ジャンプ・ショート・フロンティア読切15ページ。

これ会話成り立ってます?

田代弓也「ハンガー」(「週刊少年ジャンプ」40号、集英社、2022年)411頁。
田代弓也「ハンガー」(「週刊少年ジャンプ」40号、集英社、2022年)412頁。

女「肉付きが良いから高く買い取れる」
男「ラッキーだった
  今日は俺が生き残った」

会話成り立ってなくない!?

肉付きとか高いとか必要かな?
この女性には「スゴイ量だね!」とか言わせれば良かったのでは。
そしたら吹き出し一つ減らせますし、自然な気がします。

おそらく冬であることを示したくて考え込んでいるうちに先生の中だけで会話が成立してしまったパターンでしょうかね。
後の服が厚手で、ガタガタ震えている描写だけで伝わる気がします。
しかし怖くて震えている説もあります。
いや、どっちでもいいがな。
読者の想像に任せておいて問題無いです。

最後は上手くまとめて読後感は良かったです。
主人公が格好良く、そしてちゃんとしていて、優しいと伝わりました。
まあそこが一番大事ですよね。


地球の子(27話) -★★

最終話の表記ではなく27話でした。
舞台は飛んで、衛の卒業式。
親からも卒業する意味を重ねていてしっかりしています。

あと彼も佐和田君に影響されて使命を持っているのも良かったです。

神海英雄「地球の子」(「週刊少年ジャンプ」40号、集英社、2022年)429頁。

片桐・マッケンジー・悠真さんです。
名前覚えていましたか?
私は覚えていませんでした。

冗談は置いておいて、佐和田君の主人公でもヒーローでも無いけど、好きな人のために全力を尽くす物語でした。
それが、ヒーローの力にもなると。
そして大きな壁を乗り越えた時、佐和田君自身もヒーローになっていると。

普通に上手いまとめ方だと思いますし、最初から描きたい事は一貫していたと思います。
悪くないんですけど、票を取るカリスマが足りなかったですね。
ドロンドロロンと似ている部分がありますね。

神海先生お疲れさまでした。
次回作も楽しみにしています。


目次コメント

・大東京鬼嫁伝(仲間只一先生)

めちゃめちゃドープなオモロマンガを作れるようにやっていきたいです!!!!

ドープ(dope)って間抜けって意味でしょうかね?
この単語ドーピングとドーパミン以外で聞いたこと無いんですけど、流行っていたりするんでしょうか。
そもそもドープかドーブか判別できていないですが。

語彙からもジャンプの畑とは違う先生かもしれません。
新たな風に期待します。

・地球の子(神海先生)

大円団!再び素敵な完成品を発表できて幸せです。3巻は10月発売。では次回作で。

このコメントを読んで、先生を一層好きになりました。
神海先生のコメントは常にファンに向けて書かれているんです。
悔しさや未練をおくびにも出さない所が格好良いです。この作品が好きで買うファンのための大人の決意を感じました。


さいごに

今週は新連載があったのでそれをサムネにしようと思ったんですけど、アオのハコのカラーが良すぎて結局そっちにしました。

今週で地球の子が終了しました。
新連載はツノです。

今週も読んでいただきありがとうございました!

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