中小企業診断士2次試験まであと9日。模試の結果は
来週末に行われる中小企業診断士2次試験の受験票が来た。えらく遠い会場を指定された。当日はかなり早起きしなければならない。
さて、9月下旬に2次試験の模試を受けた。1次試験の際は模試は不要だと判断したが、2次については、思案した結果受けることにした。
ウェブ上には合格者の体験談などが沢山出ていて、2次の模試は「絶対受けるべき」なら「必要なし」まで意見もさまざまだ。必要ないという根拠として、「事例企業の状況などを記した与件文の質が、本試験のものほど高くない」というものがあった。なるほどと思わせられる指摘だ。
一方で、私は2次の4科目を1日で通して受験したら手首の疲れ、頭やメンタル的な疲れはどれほどになるのかを経験しておきたいと思っていた。それで、模試を受けることにした。
とはいえ探してみると、9月中旬以降に受けられる模試はほとんどない。どうやら、「2年目の受験生」を対象に春先から何回か模試が行われ、最後の回が9月というケースが多いようだ。私は、8月の1次試験後から2次の勉強を始めている。解き方もペース配分もわからないうちに模試を受けても意味がない。何とか9月下旬開催というものを見つけて申し込んだ。
模試当日、「本番の与件文とは質の高さが違う」という指摘の意味を実感した。設問に関連した要素が適度に文中に散らされていたり、すぐには解答が浮かばないような設問になっていたりという本番問題の「技巧」が、模試からは感じられなかった。さらに複数の科目で問題の冊子に字の間違いがあったりして、「これが模試なのか。大したことないな」などと思いながら解答を進めた。
そして結果が来た。筆記の試験だから採点には2週間ぐらいかかる。100点満点 x 4科目で私の得点は、60点台がひとつ、50点台が2つ、そして計算メインのラスボス・財務会計は約30点という、散々なものだった(合格ラインは、各科目の平均60点以上、かつ40点未満がないこと)。私が「大したことないな」と思った模試の問題より、私自身の解答の方ががずっと大したことなかったと判明した。
強がりを言うようだが、点数は気にしないと受ける前から決めていた。特に財務・会計はまだロクに理解できていないことを自覚していたから、やっぱりなというところだ。
とはいえ、残る3科目でこれぐらいの得点だったことは真面目に受け止めなければならない。本番でも同じように点数が伸び悩む可能性があるからだ。これは、私の今の解答スタイルが「50点は取れるけど60点行けるかはそのとき次第」なものだということを示しているように思える。
もし、財務・会計が大得意で80点前後は行ける、という人であれば、残り3科目は50点台半ば取れればいいという作戦が成立する。その場合は私の今のスタイルでもよいのかもしれない。しかし私は、財務・会計を最も苦手にしている。何とかレベルアップを図ろうとしているが、どこまで行けるか未知数だ。
だとすると、文章題の3科目について解答の書き方をもっと磨き上げなくてはならない。具体的には、羅列式のぎこちない文章をもうちょっとどうにかする必要がある。
もう本当に時間がなくなってきた中でどこまで行けるのか。心配にもなるが、考えこんでも仕方ない。できるところまでやっていく。