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中小企業診断士 2次試験の出来と、ちょい祝い

中小企業診断士の2次試験では、合否のほかにもうひとつ気になる資料が送られてくる。筆記試験の科目別得点表だ。以前はA, B, C, Dという基準だったらしいが、今は事例I〜IVまで、1点刻みの点数が送られてくる。

2次試験(筆記)に合格した場合、その後に行われる口述試験も含めた最終的な合格発表の日に、筆記試験の得点表が発送される。だから、届くのは最終合否を知った翌日とか翌々日だ。それでも気になるのは、模範解答も採点基準も公表されていない筆記試験において唯一、自分が実際どれぐらい出来ていたのかが判明する機会だからだ。

合格基準は、四つの事例(科目と考えてよい)の合計が400点満点の240点(60%)以上、かつどの事例も40点以上取っていること。

私は合計でかろうじて250点到達、事例別では、マーケティングについての事例が60点未満だった。比較的得意なんじゃないかと思っていた領域なのに。多分、採点基準とずれたことを書いている箇所が多かったのだろう。

Xでは、驚くような高得点を取った人の得点表がいくつも掲載されている。本人が載せたものだ。いちばん驚いたのは、私が最も苦手としていた事例IV (財務・会計)で100点を取った人がいたこと。

この科目は計算で解答を出すものが多いとはいえ、記述問題もある。80分の試験時間でそれらに完全に答え切ったことも驚異的だし、そもそもこの試験は100点が取れるようになっているんだというのも私には驚きだった。

Xで公開された色々な人のの得点表を見ていると、自分は「らくらく突破組」ではなく「やっとこさ合格」組だと実感する。それでよかったと思う。変な勘違いをせず、自分にはこれから学ぶべきこと、伸ばすべきスキルが山ほどあると謙虚な気持ちで心することができたからだ。

先日も書いたが、ここからがスタート。引き続き、精一杯やっていかなくては。

さて、それはそれとして、せっかく試験が終わったので家でおいしいものでも食べようかと考えた。ケーキとカニとどっちがいいだろうと全然違うものを候補として検討した結果、こうなった。

カニ鍋

茹でると鮮やかな赤色に変わっておめでたい感じがする。狙い通りだ。ちなみに、夕方、半額に割り引かれていたものを買い求めた。

このカニを食しながら、家族に私の「学びの苦労話」をあれこれとするつもりだった。

しかし、カニは脚を外したり身をかき出したりするのに手間がかかる。皆おいしいカニに夢中で、ほぼ無言で食事することになった。

まあ、私の苦労話など子どもたちは全く興味ないだろうから、それでよかったのだろう。

今後私が中小企業診断士の登録を無事に済ませ、多少時間がかかるかもしれないが生き生きと診断士活動する姿を見せること。それによって「何だかあの仕事楽しそうだな」と子どもに伝えていくことができるかもしれない。薪ストーブの輻射熱のようなイメージだ。

焦らず、急がず、それを数年かけての目標としていく。




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