中小企業診断士1次試験 受験後の雑感〜試験会場の環境など
土日で中小企業診断士一次試験を受けてきた。疲れた。そして予想以上に難しかった。
解答速報が各所で公開されているようだが、まだ見ていない。自分の得点状況がわかる前に、受けてみての感想を書いておく。試験内容ではなく、試験を受ける環境についての雑感だ。
だだっ広い会場に大量の受験者
私の受験会場は東京流通センター。羽田空港の近くにある。通常は展示会などを行う場所らしい。その展示場をいくつか借りて受験会場としていた。羽田空港に行く以外の目的で東京モノレールに乗ったのは初めてだ。こんな場所があることも知らなかった。
会場に着いて驚いたのは受験者の多さ。私が受けた部屋は500人ぐらい入っていたのではないだろうか。展示場に長机とパイプ椅子を大量に運び込んで会場としていた。流通センター全体では2000人の受験者がいたらしい。はるか昔の記憶にある「大学の大教室」よりも数倍広い会場だった。
男ばかり、おじさんばかり、トイレ大混雑
受験者の多くは中年男性(私もその一人だ)だろうと思ってはいた。まさにその通りだった。ざっと見まわした感じでは、95%ぐらい男だ。
展示場は広いがトイレの数は限られる。朝の開始前も、科目と科目の間もトイレは大混雑していた。流通センターには建物がいくつかあるから、そちらのトイレを使ったが、それでもかなりの行列だった。特に、他のイベントがいくつも行われていた日曜日は混んでいた。
科目の間の休憩時間が40分、昼食時は60分取られていてずいぶん長いなと思っていたが、トイレに行く時間を確保するという意味合いもあるのかもしれない。
なお、一般にトイレ問題は女性の方が苦労しそうだが、この試験については女性の受験者がとても少なかったので、長い列ができていたのは男性トイレだけだったように見える。
会場には時計なし、持参したランニングウオッチを外して受験
スマートウオッチを付けたまま受験はできないと、案内票に書いてあった。まあ、会場の時計を見れば時間はわかるはずだと軽く考えていつものランニングウォッチをしたまま会場に向かった。
そうしたら、会場には壁掛け時計がひとつもなかった。大学の教室とかではなくて展示場なので、考えてみたら当たり前だ。どうしようかと少し考え、時計なしで試験に臨むことにした。
私のランニングウォッチをスマートウォッチと呼ぶのかどうかはわからない。GPSと心拍計測機能のために使っている。ただ、設定をすれば時計の画面でメールやSNSを見ることができる(鬱陶しいので私は表示しないようにしている)。これを自分的に許容範囲だろうとするかどうか。
時計は使いたかったが、もし会場を見回る試験監督官にランナーとかトライアスリートがいて、「やや、あの時計は」とか目をつけられたら面倒だなと思い、外すことにした。そんな雰囲気を出しているアスリート系の監督官はいなそうだったが、外見だけではわからない。
試験時間をほぼ全部使わないと終わらなそうな科目が二つだけだということは、事前の過去問でわかっていた。そのふたつ、経済学と財務・会計(初日の出だしのふたつだから)に注意して、時間をかけすぎずに進めるようにしたら特に問題はなかった。試験官は終了五分前のアナウンスをしてくれたので、解答の見直しではそれを参考にした。結局、2日目も時計は使わなかった。
人におすすめするつもりはないが、自分の解答時間が把握できているのであれば、時計に惑わされず問題に集中できると言えるかもしれない。
ちょっと肌寒くて、長袖持参でよかった
真夏だから空調がかかっている。私は強い冷房が苦手で、念のため長袖のシャツを持っていった。初日の第1科目を受けている途中にちょっと寒いなと感じるようになり、その後の休憩時間から会場内にいるときは長袖を着るようにした。
他にも同じように途中で上着を羽織る人もいたし、二日間とも半袖短パンで通している人もいた。普段から冷房で寒く感じることがあるような人は、準備しておくといいだろう。
帰りのモノレール激混み、歩いて京急の平和島駅へ
行きは開始に間に合うようそれぞれの時間で会場に向かうが、帰りは試験が終わったところで2000人がほぼ一斉に帰路に着く。モノレールの小さな駅は入るのでさえ大変そうな混雑だった。
こうなるだろうと予想して、帰りはモノレールに乗らず会場から京急の平和島駅まで歩くことにした。スマホの地図を見ながら20分ほど。ほかにも同じように歩いている人がいた。
初日は試験終了が17時過ぎで、多少暑さが和らいだ中を歩くことができた。2日目は終了が15時。ギンギラの日差しの中、汗をかきながら歩くことになった。それでもまあ、モノレールの駅に入れず、乗っても満員というのよりはよかっただろう。歩くなら、日傘とか帽子があるといいかもしれない。
平和島駅までの道は、初めてだからというのもあるが、スマホ地図を見ながらでも途中で「こっちでいいのかな」という場所があった。流通センターに行くときにこの駅から歩くことは、あたりの地理に詳しくなければおすすめしない。
品川駅でアサヒビールが!
初日、平和島駅から京急に乗り、品川でJRに乗り換えた。駅の構内で、なんとアサヒビールが缶ビールのPR配布をしていた。
アサヒビールといえば、ゴールデンウィーク中に私がランニング+中小企業診断士試験の勉強をするはずの日に、ランニングステーションでビールを配っていて思わず受け取ってしまったことがある。
今回は、中小企業診断士一次試験のまさにその日。脳が干からびているところでの配布である。素通りできるはずがない。ありがたく頂戴してきた。
今度の配布はノンアルコールビールだ。ノンアルならば、翌日も試験がある中で飲んでも酔わないはず、、。家に帰ってどうしたか、これ以上は書かない。
これが、中小企業診断士の一次試験を受けた私の雑感である。自己採点も何もしていない段階で書いているので、カッコつけたり言い訳がましいことを言ったりする必要もない。来年も流通センターが会場として使われるのなら、多少参考にできるところもあるだろう。もし私が来年も一次試験を受けることになったら、自分でもこの記事を見返しに来るだろう。
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