【SCO社員の読書感想文#19】ハーバード数学科のデータサイエンティストが明かす ビッグデータの残酷な現実

こんにちは。
読書部部長の増田です。

皆さんは文系と理系どちらでしょうか?
僕は文系でした。

暗記は苦手でしたが文章を読むのは得意だったので、国語と英語ができました。

一方数学は数Ⅱあたりから謎になっていきました笑
自分にない能力をもつ、身の回りの理系はすごいなといつも思っています。

◾️ 今回紹介する本
さて今回は、そんな理系の最高峰が描いた本です。

著者はハーバード数学科卒。
しかもその頭脳でアメリカ最大級の出会い系サイトを作った人です。

そんな彼が自らのサイトから分析したさまざまな結果が実に興味深いので紹介します。

◾️男女の見た目の評価 

 出会い系サイトでの、異性評価のビッグデータです。
 男性が女性を評価する場合、正規分布することがわかっています。1.0~5.0までの評価(食べログ的な)をつけてもらうと3が一番多く2,4が続いて多く、1,5が一番少ないということです。
 一方女性は正規分布ではなく、極端に2,3が多く、続いて1,4、5はほとんどありません。

 女性にとってイケメンとはかなり少数であることがわかります。
たしかに男性から見てややかっこいい人でも普通って言われてる印象です。

 他にも人種によるプロフィールの違い、年齢による使う言葉の偏り等々、意外な内容に溢れていて面白かったです。

◾️データサイエンスの行先

今回は出会い系サイトのデータでした。
しかし重要なのは、スマホの普及によりデータが取りやすくなっているということではないでしょうか。

例えば、検索クエリのデータで薬の副作用をFDAより早く見つけたなんてこともあるみたいです。
今後は予防医学や孤独死など社会問題にも活用していきそうです。

理系脳は今後人々の役にますます役に立つなと思った一冊でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました!