【はたらけ!福田典子広報OL奮闘記 #11】~たまひよファミリーパーク2024イベントレポート~
こんにちは、福田典子です!
10月20日(日)、たまひよファミリーパーク2024にSCOグループとして初めて出展いたしました!イベント出展レポートを記録していきます。
毎年、1万人を超える来場者が集まるたまひよファミリーパーク!
SCOが掲げる"人生105年"の世界観を目指す中で、ベビーからシニアまで、皆さんに歯を大切にしてほしいと願い、準備を進めてきました。特に、我が子の健康を守りたいと願う親御さんに、お子さんのためにできることを伝えるだけでなく、ご自身の歯も大切にしてもらいたいという思いを込めて、準備を重ねてきました。
今回は、健康に対して好奇心や前向きな思いを持ってもらえることも期待して、NTTドコモの子会社である株式会社e-Craftの額田さんにもご協力いただきました!e-Craftは、今教育において注目されている「非認知能力」を育むプログラミング玩具"embot"を提供する、ドコモの社内ベンチャーとして立ち上がった企業です。
当日、トークコンテンツとしてご用意したのはこちら。
とにかくひっきりなしに歯の大切さをお伝えする時間を設けました。
「赤ちゃん&家族のおくちケアを学ぼう!」
HANIKAメンテナンスクリニックから歯科衛生士/オーラルケアトレーナーの菅原 早緒璃さん、森田玲子さんにお越しいただき、トークコンテンツで歯の大切さを伝えるだけでなく、ご来場の皆様からの質問にもお答えしました。
SCO×e-Craft「健康×教育 ○×クイズ」
参加してアンケートにお答えいただいた方全員にプレゼントをご用意しただけでなく、一番多く正解した人には"embot+スターターキット"(¥9,860-相当)をプレゼントという太っ腹企画!
「健康と教育、どちらも知らないことばかりで勉強になった」とのお声を多くいただきました!
「ペイたん占い」
SNSをフォローしていただくと参加できる「ペイたん占い」は、ハズレなし抽選会だったため、ブース周りを往復する行列ができるほどの大盛況!
絵本「ぺいたんとまほうのは」制作の裏側
そして、特に個人的な思い入れのある絵本「ぺいたんとまほうのは」について振り返ります。
この企画が走り出したときに広報内で考えてくれていた「福田典子がこの企画をやる意味」
私は自分に対してそんなに自信がある方ではないタイプなので(笑)これまでのアナウンサー人生、私が前に出るよりも、インタビューにお答えいただく方の胸中がより伝わるように、ですとか、制作陣の思いを乗せてアンカーとして伝える、ですとか、そういった思いで"伝えること"に従事してきました。
「あなたがやりたいことは何なの?」
これを聞かれるの、実はとても苦手なのです。
みんながやりたいことを実現したいタイプ。
もちろん、そのなかで自分のできること、やりたいこと、伝えたい表現方法などのこだわりは持っていますが、ゼロベースから考えることは難しい…自分がやりたい企画として意気込んでいたはずなのに。
でも、キャリアを積んできたアナウンサーとしての道のりを振り返ると、ナレーションや朗読も好きなお仕事の一つでした。
「絵本を作るのはどうでしょうか。」
恐る恐る提案すると、
「システムのかれんさんが絵本描いてるから聞いてみたら!」
えぇぇ!
SCOにはいろんな人がいるなぁと思っていたけれども、絵本を作っている人までいるなんて!
ご相談してみると、早速翌日、ペイたんが"輝く綺麗なまほうの歯"を愛おしそうに見つめる、クレヨンで描いたような柔らかくておしゃれなイラストを見せてくださいました。
仕事終わりの貴重な時間を、この絵本制作のために…!!!
これはやりきらなければならないと気持ちが強くなった瞬間でした。
ここから、デザインのちえみさんも交えて、かれんさんと3人で怒涛のメッセージをやり取りする日々。
・内容の方向性を決める。
・ページ数を決める。
・文章を作る。
・ページ構成を考える。
・歯の情報ページを作る。
・表紙や挿絵を作る。
・入稿する。
段取りとしてはこのくらいのはず。
ただ、イベントの承認を得るまで私の動きが鈍かったため、絵本を作ると決めてからイベント開催まで︎約2か月半。︎動き出しが遅かった自分を後悔・・・しても仕方がないのでやるしかありません。
かれんさんが描いてくださったイラストからイメージできるあらすじを3つほど作り、検討。
「むし歯になると痛い!」というネガティブな気持ちではなく、「歯を大切にする」ポジティブな気持ちを育めるようなストーリーを思い描いていました。
文章を綴り始めると、これまた難しい。
どんな音を使うとお子さんが聞いたときに楽しいかな?
この展開だと何か物足りない。
そんなすり合わせを何度も繰り返して、友人たちにも読んでみてもらい、気付かされることも多々ありました。
「ここにもう一段階、ひねりがほしい。このままだとあっさり終わるイメージ」
「歯を磨くのを忘れても、また磨けばいいんだ!って思いそう」
「もう一回くらい、しゅっ!しゅっ!しゅっ!って入っていてもいいかも」
悩まされたのはストーリーだけではありません。
歯の大切さを、この絵本を読み聞かせしてくれるご家族やご友人にも知ってもらえる大人向けの歯の情報ページもつけたいと思っていました。
知れば知るほど、知っておいてほしい情報ばかりあるお口から始まる健康について。
載せたい情報を見開き2ページにこれでもかと盛り込んだものを持っていったときの、デザイナー・ちえみさんの「どうしたものか」という困り顔に申し訳なさと焦りを隠せませんでした。(笑)
そこから、情報と文字量を削る作業。
「これでは大切なことが伝わらないのではないか。」
文字を削れば削るほど、とても不安になりました。
そんな時に思い出したのは、福岡時代の先輩ディレクターの言葉。
「編集はカット」
これ、実は、実家のトイレに付箋で今でも貼ってある言葉なんです。
テレビで言えば、膨大なロケ映像を1時間、時には数分にまとめたり、スポーツの試合を数十秒にまとめたりします。
そんなときは、伝えたいことを際立たせるために、いらない情報をとにかく削ぎ落としていく作業が必要になります。
…とはいえ、特別なことでもなく、日々のコミュニケーションでも、仕事の営業トークでも必要なことではありますよね。
それでも今回改めて、どんな情報を残すのかを悩んだときに「編集はカット」という言葉が何度も頭をよぎり、助けられました。あのときのディレクターさん、ありがとうございます…!
そんなこんなで、たくさんの人からのアドバイスやお力があって、出来上がったのがこちらの絵本!
手前味噌ですが、こんな素敵に仕上がって幸せ!
たまひよファミリーパーク当日には、「絵本をもらいたくてこのブースに来ました!」と声をかけていただくこともあって、嬉しい限りでした。
イベント終了後の昨日、ブースに遊びに来てくれた後輩から「娘が気に入ってすでに5回以上読んでいます!」と最高の報告ももらうことができて、おうちに帰って楽しんでもらえてることが本当にありがたいなと、制作することができて本当によかったなと感じました。
より多くの方にぜひ楽しんでいただきたいので、下記にQRコードも貼っておきます!
今回、サンプリングにご協力いただいた企業さんからも「オーラルケア関連の充実に向けて、様々な分野から尽力していらっしゃる企業があると、改めて理解を深める機会となりました。」とご連絡いただきました。歯科業界の横のつながりを持ちながら、今後も様々なチャレンジを広報としてもやっていきたいと思います!
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!