【SCO社員の読書感想文#27】銃・病原菌・鉄について社員同士で読んでみたよの会
こんにちは。
読書部部長の増田です。
みなさん、読書友達はいますか?
思えば最初の読書友達は親父でした。
親父の部屋には本が多数積み上げられており、かといって本棚はないので壁みたいになってました。
幼い私には高い壁でした。
◾️今回紹介する本
今回紹介する本はこちら。
あのビルゲイツもおすすめするほど人気のある本です。
「なぜ人類は地域によって発展が異なるのか」
1万3000年にわたる人類史のダイナミズムに隠された壮大な謎を、
進化生物学、生物地理学、文化人類学、言語学など、
広範な最新知見を縦横に駆使して解き明かす。
知の巨人が謎をといていく、さながら推理本のような本です。
◾️内容を簡単にまとめてみた
この本かなり難しいので、一言でまとめてみました。
それは
生まれた地域によって優位性がありすぎた
です。
細かくいうと下記3点です。
食料生産の優位性:
ユーラシア大陸は作物化しやすい植物が多く、食物の種類も豊富でした。一方、他の場所では20万種以上の植物があるものの、人類が食べられるのはごく一部でした。
家畜化の優位性:
家畜に適した動物は限られており、ユーラシアには13種類が存在したのに対し、アメリカ大陸には七面鳥のみが家畜化できました。また、家畜化された動物との関わりが、病原菌への免疫力を人類にもたらしました。
地理的要因の優位性:
ユーラシア大陸が東西に広がっていたため、気候が比較的均一で知識や技術の伝播が容易でしたが、アメリカとアフリカ大陸は南北方向に広がっており、異なる気候帯に適応する必要がありました。
この3つの差で銃・病原菌・鉄の獲得に差ができ、結果的に地域によって差が出た、というような内容です。
◾️社員とはなしてみた
今回とある社員と同時にこの本を読み、お話しました。
親父以来の読書友達です。
以下僕と友とさせていただきます。
僕「この本の結論って、人類史ってガチャじゃん、ってことだと思うんですよ。だから、今うまくいかない人にとっても救いになるんじゃないかなと思うんですよね。努力以外にガチャで決まるところが多いというか笑」
友「そうですね、そういう意味でもトップの人は読むべきじゃないかなと思うんですよ。差別的にならず、オープンマインドでいれるんじゃないかと読んでて思いました。」
僕「そうですね〜。そういえば、読んでる時にグアム行った時のことを思い出したんですよ。太平洋戦争記念館にあった、アメリカ撮影と日本撮影の写真にレベルの差があったんですよね。アメリカのは今見ても綺麗なのに、日本のは顔がわからない荒さで。本当に最近まではこの本の内容通り、優位性に差があったんじゃないかなと思います。」
友「そんなことがあったんですね。でも一方で、現在は情報や物に格差がなくなってきていると思うんですよ。ですから、そういう意味ではある種平等に近づいていくかもしれませんね」
久々に誰かと同じ本を読む経験ができました。
めちゃくちゃ楽しかったです。
最後までお読みいただきありがとうございました!