明るくない家と植物について
私は、家の隅々まで明るい家よりは、
そんなに明るくなくて穏やかな光があればいい!と思っています。
陰影があるという事は
人にはとても必要な事に思うのです。
私はいい歳になってきたというのもあるけれど
一日 日の射す明るい場所に居てはつらくなります。
少し暗い場所のほうが落ち着きます。
そのためには、窓の数を少なくし効果的な位置につける事が大切です。
あまり家中が明るくないと、明るい窓がより引き立ちます。
入る光がありがたく感じます。
光の動きや明るさの変化がより感じられます。
前は・・
シンプルな部屋で、そういう光を楽しむのがいいと思っていました。
日本の場合、要素を削ってシンプルにしていく方向性は得意ですし、それが禅的でもあり、日本人には向いているかもしれません。
ただ、その方向で作っていくと、寸分の狂いもない「ピシ!」っとした世界になっていきます。
それはそれで、気持ち良いものなのですが
それはそれで、なんだか苦しくなっていくようにも感じてしまいます。
ラフな部分や未完の部分があったりするほうが、私は「生き生き」とするように思うところがあります。
ここ数年、少しですが観葉植物を育てています。
植物達の成長を見ていると生物(生命)のすばらしさを感じます。
そして、その植物のある場所をが、ふわふわ~っとしてゆらいで部屋の境界をあいまいにしてくれます。
さらに、植物に当たる光がとても気持ちいい!
あまり光の当たらない場所にあったとしても、ふわっとした明るさがそこにあります。
光の当たる場所にあれば、奥から見て、光がより明るく感じる事もあります。
そんなに明るくない部屋と植物はセットで、より豊かな空間になる!
と最近実感しています。
小さな照明を使った間接照明も組み合わせるとさらに良いです。
豪邸というのは世界中にありますが、アメリカのミリオネアの家を見ていてただただすごいとは思うけれど、住みたいと思うようなものはあまりなく建築も消耗品なんだな、と思ってしまいます。
反対に、そこまで大金持ちではないけれどタイやシンガポールなどで成功した人の家を見ていると、
植物が多くて、とても豊な家に思えます。(もちろんそう思えない人の家もあります)
たとえばこんな家↓
この家がすごく好き、というわけでもないし
こんなにたくさんの植物が欲しいわけでもないけれど
穏やかで豊かな気持ちになれると思います。
現実的な話し
外部で植物がうっそうとしていたり池があったりすると
半年くらい蚊が出ますからたまりません。
外はともかく
光、植物 ・・・
家の心地よさにとって、とても大切です。
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では 良い日を!
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