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先日、京都で製材と建築をする会社の代表の方とお会いしてお話しを聞きました。 三浦製材所 三浦さんという方です。 三浦さんとはフェイスブックで知り合いましたが、実際にお会いするのは初めてでした。 ・ 製材とは・・丸太をカットし木材(建築材)を作る作業です。 カットしただけでは建築材とはなりません。 適切に管理された「乾燥」という作業が必要です。 乾燥の良し悪しで、材料の良し悪しが決まります。 三浦さんは熱い思いを持って製材をされています。 「人にとって良い材料を作る
5月末から始まった戸建て住宅のリノベーションがようやく終わります。ほぼ終わっていてすでにお住まいになられています。 約5か月・・・ご家族にはご不便をおかけしてしまいました。 一つの部屋は、スケルトン状態からの改修をしました。その他の部分は、主に内装を中心とした工事です。 その家の内装はベニヤ仕上げだったのですが、基本的に壁をクロス貼りにしました。ドアから引戸に変えた箇所が複数あります。 という話しだけだと、簡単な工事のように思われるかもしれません。 ですが・・・
前回からの続きです。 * 実現はしなかったのですが 建築面積 13.66m2 4坪 3階建て、延べ面積 38.25m2 11.5坪 という家を計画した事があります。 ご夫婦とお子さんの3人暮らしです。元々物少ない暮らしをされていた方だったので考えられる家なのですがかなり究極的なプランです。 とはいえ、 小さい家でもどうにか広がりを感じ、暮らしを楽しめるようにずいぶん考えました。それが、これ ↓ です。 ・ この方は、都心に住むために「小さな土地ならなんとか購
あなたのまわりでも、買い物はもちろんいろんな物の値段が上がり続けているという実感をお持ちでしょう。 当然、建築費も上がっています。 この先 下るのだろうか? よく聞かれる質問ですが、下がるという期待はないと思います。 物の単価もそうですが、それに輪を掛け職人の人件費も上がります。 工事する職人が減ってしまったからです。 ・ 建築法規が毎年変わり、家を高性能化する方向に進んでいます。 アスベスト対策も強化され、エアコン取り付けのため壁に穴開けるだけでもいろいろな手続
私は、家の隅々まで明るい家よりは、 そんなに明るくなくて穏やかな光があればいい!と思っています。 陰影があるという事は 人にはとても必要な事に思うのです。 私はいい歳になってきたというのもあるけれど 一日 日の射す明るい場所に居てはつらくなります。 少し暗い場所のほうが落ち着きます。 そのためには、窓の数を少なくし効果的な位置につける事が大切です。 あまり家中が明るくないと、明るい窓がより引き立ちます。 入る光がありがたく感じます。 光の動きや明るさの変化がより感
建築家・田中敏溥さんという方を ご存知の方は多くはないかもしれません。 田中敏溥建築設計事務所 https://www.tanakaaa.com/ ご本人は引退されているそうです。 ・ 私は設計事務所に勤め出した頃 建築の専門誌で知り、好きだった建築家の一人です。 きちんと人の暮らしを考えたいい家を設計されていました。 ・ その田中さんの自邸の「ルームツアー」の動画を見つけました。 街を歩いていても普通な感じで通り過ぎてしまうかもしれません。 == 田中敏溥さんの自邸「国
藤沢で「家の購入」をお考えの方といっしょに内見しお打ち合わせした後、横浜市瀬谷区という街に行き知り合いのカフェに遊びに行きました。 == ひめ風堂(ベビーマッサージと絵本カフェ) ベビーマッサージというだけでなく子育て中のママさん達の良き理解者である女性のお店です。小さなお子さんのがいてもいなくてもそう遠くないのであれば行ってみてください。そして話しをしてみてください。まっすぐに向き合い答えてくれる人です。 == その人も十数年前、戸建て購入のご相談でお会いしました
「暮しの手帖」という雑誌、ご存知ですか? さらに、初代編集長でデザイナーでもあった 花森安治という人を、ご存知でしょうか? * もらったチケットがあり世田谷美術館に行きました。 そのチケットで同時開催されていたもう一つの展覧会 「アートディレクターの仕事・大貫卓也と花森安治」展 も見る事ができました。 どちらかというとそれのほうがよかったです。 半分が、カップヌードルなどのCMを手がけた大貫さんで 半分が、花森さんの展示です。 どちらかというと、花森さん
建築業界として メインのターゲットとしているのは ローンが借りやすい30代40代。 ターゲット・・って言葉が嫌ですね。 家を持たなきゃいけないみたいな雰囲気を作られ 煽られているようなものかもしれません。 私は、正直、何歳でもいいと思っています。 これまでの施主は20代(ほぼ30歳ともいえますが)から70代半ばまでいらっしゃいます。 これまでそんな幅広い年齢の方達の家づくりをしていて、 たとえば、30代のうちに家が持ててよかったですね・・ という気持ちはあ
先日、麻布台ヒルズギャラリーで開催されている カルダー展 を見に行きました。 モビールで有名な人です。見れば「あ~」とわかると思います。 なかなかよかったですよ。 インスタグラムをやっている人は、チケット買うときに 麻布台ヒルズのインスタをフォローすると 1500円が1200円になります。お得です笑 * 森ビルの「ヒルズ」の最新が麻布台ヒルズ。 低層棟とタワマンや高層ビルで作られた街です。 低層棟はイギリスの建築家設計で道路の両脇に建物があります。 その
らりるれろ・・ 何言いだすんだろ、と思われてしまいますね。 でも、いたって真面目に考えています。 その らりるれろ の前に・・ 言葉 って、大切だと思っています。 話しが下手な私が言うのもなんだけど 「自分の言葉」・・・ 「自分の考えを表す言葉」 と言ったほうがいいのですが そんな事を普段から気にはしています。 私のメルマガのテーマでもありますが 「考える」というのは、 「自分の考えを表す言葉」を探す事なのかもしれません。 「あの人らしい」と思える人
インテリア必要なもの という事を5回に分けて書いています。 ようやく最後です。 * 私の考える「インテリアで必要な物」は以下です。 1)照明 https://note.com/scoco/n/n09e73dd21c27 2)植物 https://note.com/scoco/n/nc17907ff7a5f 3)家具 https://note.com/scoco/n/nf12d38d4cdb0 4)ラグ https://note.com/
いい建築、というか、いい住宅とはどういうものだろう? という事を考えつづけてきました。 元々はアトリエ事務所を出た者ですから、 コンセプトや形態によってデザインされたものが 人々の暮らしを変える!という視点でいました。 いろいろあって紆余曲折しながらも考え続け、今は 新築の場合ならその土地、リフォームならその家、の 良さを理解し生かし、住む人が力強く生きていくために 「好き」を優先する家を、あまり大げさな事をせずにそっと作りたい と思っています。 そんなに
インテリア必要なもの シリーズ、つづきます。 頑張っていい家を作っても その家の質とインテリアの質がともなわないと 心地よさ が中途半端になってしまいます。 インテリアも考えてよいものにしましょう。 私の考える「インテリアで必要な物」は以下です。 1)照明 https://note.com/scoco/n/n09e73dd21c27 2)植物 https://note.com/scoco/n/nc17907ff7a5f 3)家具(今回) 4)ラ
インテリアは建物と一心同体で大切なものです。 家を頑張って満足できるものにするのと同時に インテリアも考えてよいものにしましょう。 私の考える「インテリアで必要な物」は以下です。 1)照明 https://note.com/scoco/n/n09e73dd21c27 2)植物(今回) 3)家具 4)ラグ 5)色 * 前回書きましたが なんといっても 1)と2)です! 照明を工夫する事で「場」が作れます。 植物を部屋に置く事で、ふわ~っと「場」が
端的に言うとインテリアとは 洋服のようなもの・・ 器に盛る料理のようなもの・・ 建物(部屋)を楽しくするもの、生き生きとさせるものです。 いろんな考え方があり、人それぞれの自由なものです。 でも、結構、難しい!と、多くの人に思われています。 けれど、他人の評価を得るためのものではないですから 自分が心地良くなるもので、その中で、暮らしていく事が大切です。 ただ、ちょっと勉強も必要かも。。いろいろ見る事! 私は、設計をする時も「場をつくる」と考えています。 建築は