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人生終盤の家を考える

うちの子が一人暮らしをするために家を出ました。
とうとう夫婦二人の暮らしに戻ってしまいました。

新婚の時には何も考えずに楽しかった二人暮らしですが 今となると、お互いに意識して暮らす事が必要になってきます。笑
意識というのは、どう共同生活をしていくか。という感じです。

寂しい面もありますが、物が減ってせいせいもします。そして、思います。

「これからの暮らしに、大きな家なんかいらないな」と。

実家では両親にずっと前から自分達の物を処分するよう言ってきましたが、結局それが出来ず途中で終わってしまいました。「私達が死んだら好きにしていいから」と無責任な事を言います。腹立ちます。

100歩譲って ある意味かわいそうとは思います。戦前生まれの人達は80.90まで生きると考えてなかったからです。長生きする心構えができずに歳をとってしまいました。

だけど・・・

『人生の終末にどうすればいいか』

なんて話しはもう何十年も前から(高齢者の大好きな)TVでも言っていました。なのに、最後はできずに投げ出すのですから、無責任です。

世の中の家を見渡して、それぞれの家にたくさんの物があるはずです。高齢者の夫婦や単身の家の割合もかなりあるはず。他人の家ですが、亡くなった後の処理を想像するとゾッとします。

私達は、断捨離や終活など、様々な情報を得る事ができるので人生の終盤は身軽になっている「責任」があると思います。

今住んでいる家を終の棲家にするのでも住み替えるのでもいいのですが『物少なく暮らす』事は大切です。単純に「少ないからいい」という事ではありません。

高齢になった時に、

自分の頭が、意識が、身体が、処理できる範囲がとても小さくなります。しまい込んだ物は記憶から無くなります。見える範囲が少なくなり、また、見たとしても、それに対して”意識”しなくなってしまいます。汚れていても、「汚れてる」という認識をしなくなってしまうのです。行動する事がおっくうになります。

若い時のままの家では、大変な部屋になってしまうのです。
『掃除ができない。汚い。』というだけでなく危険も伴います。

だから・・

感覚や身体が衰えてきても、それに対応できるように家を、物を、縮小する事が必要です。

90代の両親を見ていて、つくづく思う事です。幸い身体的には大きな問題はないのですが、母は最近物忘れがひどくなってきたのでもはや、家をきれいにするとか整えるとか期待はできません。

若い人には、はるか遠くの事に感じるでしょう。でも、物少なく暮らす という思考を常々していないと、70、80になったからそろそろ考えるかと言っても、なかなかできないと思います。かといって、若いから柔軟に切り替えられるか?というと、忙しいですから簡単にできる事でもないですよね。

「今度今度」 ではなくて常に意識はしておいてください。一度に何か減らしたり変えたりはできないものです。ちょっとずつ、変えていきましょう。

物と決別(整理)するのに一番いい機会が 引っ越し です。

これから家を作る人、住み替える人は、その機会を逃さないでください。

では 良い日を!

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