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連載コラム6 「JAPANのトリセツ」

CHAINAとは中国ではなく、英語で陶器のこと。
ではJAPANは? 日本ではなく英語で漆器のこと。
漆器の発祥は日本と言われているのでJAPAN。
函館市出土の約9000年前(縄文前期)の漆を使った副葬品が世界最古の漆器です。

漆器とは、ウルシの木から採った樹液を塗ったもの。
「傷つきやすそう」とか「手入れが難しい」というイメージがありますが、
実は真逆。耐久性や耐水性、防腐性が高く、抗菌・殺菌作用、防虫効果もあり
水にも酸・アルカリにも強いので、どんどん使ってほしいとおもいます。
もちろん修理も可能。継続可能、SDGs&エコな漆器を、どんどん使ってほしいと思います。
但し、紫外線はNG。劣化を促進するので保管には要注意。

品川職人組には、そんなJAPAN(漆器)のトリセツ(取扱説明書)とでも言える
漆工芸の職人、田中勝重と弟子の安井俊次の2名が在籍。

田中勝重
安井俊次


田中は昭和49年東京芸術大学、大学院漆芸専攻を終了後、日常生活で使える器を中心に制作。
漆工房「香里田(かおりた)」を主宰。伊勢神宮の式年遷宮式に納める器物の制作や、
中尊寺金色堂の巻柱復元模造などに携わった凄腕の伝統工芸士です。

安井はデザイン専門学校卒業後、田中の工房の門を叩き、現在では夫婦で漆製品を制作。
アクセサリーや簪などの他、箸には奄美地方で採れる夜光貝の粉を巻締めて
堅牢に仕上げるなど、独自の工夫が施された作品を制作して人気を集めています。

漆器のトリセツとして修理も承っています。もちろんオーダーも可能。
実演や体験も行っているので、興味のある方はぜひお気軽に、漆のトリセツに声をかけてください!
※日程等は品川職人組のHPでご覧いただけます。

公式ホームページ  職人紹介 of 品川職人組 (scmg.jp)
オンラインショップ 品川職人組 (scmg.official.ec)

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