シフト勤務に想う
全労働者のシフト勤務vs土日休み
Google先生やChatGPTさんに相談したけど、「土日休みの人率」みたいな統計はどうやら出ていないらしい。
そんなバカな!?といろいろ記事を読んでいたら、確かにそれはそうだと気付いた。
・完全週休二日制がそもそも100%ではない(日曜が固定休みなだけとか)
・そもそも働くの定義があいまい(パートで4時間週4日の休みなど)
・人数で行くのか職場の数(企業でもなんでもいい)で捉えるか?
・休日出勤や振替の頻度等、数字で取ると例外多数
などなど。
個人的には「貴社の就業スタイルは?」みたいな企業統計を取って、
職場(オフィスや店舗、支社・営業所などなど)単位で集計したらいいと思いました。
よくWebでぶち当たる数字が、
働いている人率→平日9割、土曜日6割弱、日曜日3割強
という数字。
自分の交友範囲で言うと、シフト勤務の人の知り合いがいないのか?と疑うレベルで土日に休んでいる前提で会話を振られるので、
土日休みが当たり前と思っている人は正社員中心のオフィスワーカーで、
店舗や現場を持っている職業になると、そこは非正規比率も高まり就業人数も増えるので、情報の非対称性的に断絶が生まれてしまうのかなと。
じゅんじゅん的推論
:それなりにシフト勤務で平日に休める人はいるが、
イメージとしては多くの人は平日に働き土日に休む。
特定の業種・職種・雇用形態(非正規)が重なると完全土日休みにならず、
正社員のオフィスワーカーだとやはりほとんど完全土日休みなのかなと
倉庫マネージャー≒シフト勤務
小売業が365日やっている以上、流通小売り系の倉庫もやはりそうなる傾向がある。
実際には日曜は不稼働の倉庫はかなり多い。絶対にどこかで誰かが休みを取るのと、仕入れ側(入荷)としてメーカーさんは土日休みのことが多いので、日曜日は基本荷物が来ない。なぜならだいたい翌日着なので(詳しくは聞いて)、日曜日納品されるとしたら、そのメーカーさんが土曜日に出勤して出荷作業をしているはずだから。
月曜日に休む倉庫はそう多くないけど、かなり暇(同様に日曜日にメーカーや卸が出勤して出荷していないと納品されないため)。
もちろん週休2日を考えれば、週2回くらい暇でもお釣が来る。
もっというと、自社の店舗出荷をしている小売業の倉庫で、土日休みの倉庫もあった。むしろお店の方が365日のシフト勤務だが、理由ははっきりしていて、金曜日出荷が翌土曜日朝に届くのは土日の販売に必要。でもそれ以上の納品は土日の販売の邪魔。日曜日までに売れたモノがまた翌週の週中に補充されれば十分。だからである。
そんな少数派はさておき、やはり流通に関わる以上シフト勤務で下手したら土日はむしろ働きたい人が少ないから出勤推奨とかもある。
特にマネジメントの立場としては、シフト組みと作業量(物量)予測を睨んで手薄な日に敢えて出勤する必要も出てくる。メンバーが充実しやすい平日こそ休み時だったりする。
個人的には観劇や映画館で映画を見るのが趣味だったり他にも平日にいろいろしたいので敢えてこの業界にいるところはある。
問題は夜勤がある倉庫の場合だったりする。シフト組みがさらにカオスになる。多くの倉庫が「はい、君は夜型人間だから春夏秋冬ずっと夜勤してね」とはならないこともある。アルバイトさんは意外とずっと夜勤で生活を組み立てる人がいるが、社員はどちらの状態もある程度把握する目的だったり、企業としての健康への配慮や、社員間で応分の負担をする発想で夜勤と日勤が織り交ぜられることも多い。
こうなるとシフトを作るのも、そのシフトで生活するのもすごく大変になる。(記事を書いてる今が、それに合わせて日夜変なサイクルで生活していて体力を奪われている…)
稼働スケジュールの考え方について思う所
閑話休題。
特にこの記事でなにか言いたかった訳ではないけど、現代社会で全ての人が休んでいる瞬間ってないんだなぁとは感じた。
手厚いサービスを追い求めていった結果なのかなと思うし、経営上でも同じ倉庫の家賃を払っていたら、稼働率を上げたい気持ちにもなるし、倉庫マネージャーとしても、残業という訳でなく日勤+夕勤とかで倉庫の総労働時間を増やさないとその時期の出荷量にキャパが耐えきれない時もあるので、とても分かる。
ただ、個人的には倉庫を含めて現場系は週1日の定休日があると、そこで現場のメンテをできたり、研修や会議デーにできたり(倉庫は会議もだけど、全員参加の飲み会とかちょっと大変)、長期的には稼働率を取り戻すだけの効果が出ることも多いなと感じる。
とはいえビジネスモデルとセットの話でもあったりするので、まだまだシフトや稼働の考え方もいろんな現場で学んでいきたいなと思った次第です(・ω・)ノ