海に抱かれて眠る
美しいモルディブの海を、水上から、そして水中からも楽しめる、そんなリゾートが、コンラッド モルディブ (conradmaldives.com) だ。
その中でも特筆すべきはムラカ(THE MURAKA)だろう。
海面から約5メートル潜った海の中にしつらえられたマスターベッドルームは、まるで異次元の空間だ。
水族館にいるような、しかもプライベートなこの空間は、180度湾曲したアクリルドームを備えたマスターベッドルーム。海の中の景色がパノラマで楽しめる。
らせん階段またはエレベーターで上に上がれば海を見渡すリビングと、海風に吹かれながら入れるバスタブが用意されている。
上層階には他にも、日没を見るのに最適なデッキと、インフィニティプールがある。
「ムラカ」は地元のディベヒ語で「珊瑚」を意味している。アーキテクチュラル・ダイジェスト(Architectural Digest)によると、重さ600トンの下層部分は事前にシンガポールで作られ、専用船でモルディブに運ばれ、珊瑚礁の近くに沈められた。10本のコンクリート杭で、悪天候でも動かないように固定されている。
長い桟橋を渡ると、ヒルトンのリゾート施設「コンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランド」につながっている。そこでは他のスタイルの水上ヴィラもあって、旅行の予算や日程に合わせて選べるようになっている。
ザ・ムラカには、専用桟橋まで水上飛行機、もしくはメイン・リゾートからスピードボートで行くことになる。メイン・リゾートから離れていることで、プライバシーは厳重に守られている。
長い間の旅行制限の後、とびっきりの旅をしてみたい。そんな願いを叶えてくれるのがこの「ザ・ムラカ」リゾート。ただしお値段は桁外れ。一泊の価格は日本の平均年収に匹敵するほどだ。それでも日常とまったくかけ離れたお金の使い方で特別な時間を得ることは、人生に大きなインパクトをもたらす。計画をたててみる価値は十分にあるだろう。
360度が海のインフィニティ・プール
海中よりも、もっと高いところから海を楽しいたいという人には、ドバイの超高層ビル、ザ・パーム・タワー、の50階にある、360度の海の絶景が楽しめるインフィニティ・プール「オーラ・スカイプール」がおすすめ。
「インフィニティ」は無限という言葉になぞらえてつけられたもの。プール、海、空の青がひとつに溶け合うダイナミックな風景が天空で楽しめる。「Palm Tower」の50階は、地上200メートルの高さ。まるで空を飛ぶ天使が見る夢のような眺めだ。
中央に位置するラウンジを取り囲むように設計されたプールは、まさに360度オープンな見晴らし。そのまま空と海に溶けてしまいそうな気分にさえなる。
ドバイなら日本から直行便がでている。数日の旅でも十分に楽しめるはずだ。