「上質世界」に佇むこと
脳は一日に約6万回の考え事や選択をしてるとか。いやはや疲れるはずです。
そして脳は、見たもの、聞いたもの、経験/想像したものの中から、自分にとって好感が持てるものを、記憶として残しておくアーカイブのような機能を持っています。精神科医ウィリアム・グラッサー博士の提唱する「選択理論心理学」によると、「上質世界」(クオリティ・ワールド)には自分を心地よくしてくれるモノや考え、心情や哲学などが含まれているとのこと。
それは何もクオリティが高いという意味ではなく、あくまでも自分にとって心地よいモノ、そして好ましいモノの領域。あえて言うならば自分の「スキ」の集合体。
なぜ、私たちは、つまらない失敗とか嫌なことに心を一瞬でもとらわれて、イヤな気持ちになったり不安になったりするのか。それは考え方クセの問題だったり、気づかない感じ方だったりしますね。
それらの邪念は、それに気づいて、ただただ傍観するだけで、はらはらとその勢いを弱くして、うたかたもなく消滅してしまいます。傍観的に、俯瞰的に、ただその気持ちを見つめることで、それは融けて流れて消えてゆきます。
過去も未来もない、今このひとときに心を寄せる。この春やりたいことは「上質時間」の創造。心を「スキ」なもので満たすこと。そのほかはすべて削ぎ落としてしまうこと。心をどこへもくっつけないで、淡々と、自分の気持ちいいことだけを感じること。
そんな春にしませんか?
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