旬ってそもそもなんだっけ?
「やらなきゃ!」を「これならできそう!」に変える【ママの意識改革家】さちかです。ズボラを強みとして少しでも食育を身近に感じて貰えるような簡単な内容をママ目線でお話していきたいと思います。
今回は「旬」について。
これまで、なんとなく旬は知っているけども…誰かに話すということは出来ていますか?これからは数々の食材について旬などの情報をお届けしたいと思います。
旬とは何か?
それは「野菜等が自然のあるがままに育った素材にあった環境で育ち実る季節」ということなんです。
スーパーには年間を通して並んでいる野菜達ですが…旬の食材は色、形、重さ等が季節ごとに様子が違うし味わいにも差が生まれます。
栄養価についても、ビニールハウスで常に栽培している野菜と露地栽培しているもの(雨風が当たる自然な環境)では当然違ってきます。
そして、野菜の原産地に近い環境で露地栽培されたものが本来の旬の野菜となるのですが…こちらに関してはまたの機会に。
四季折々に旬がある!
日本は縦に長く、北と南で気候が違います。そのために色んな野菜が栽培されているようです。野菜が根を張っている付近の地温は1年中15度程度で、地上の気温がそれより高ければ春夏野菜に適しており、低い場合は秋冬野菜(地面や地中で生育するもの)が適しています。
また、立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ1ヶ月後を目安に野菜の旬は移っていき、産地をリレーするように南から北へ移動します。(桜前線のようなイメージですね)
そして季節ごとの野菜を取り入れることで、元気な体を作ることも出来ます。
旬の移り変わりってどうなってるの?
季節ごとに旬が変わることは分かりましたが、そこに至るまでにも3段階に分かれて旬が移っていくのを知っていますか?
①走り(旬の初め、出回り始める時)
皮が柔らかく水分が多いので、皮ごと食べやすい。繊維も柔らかいので繊維も柔らかいので繊維に沿って切れば味わいも良いそう。
②盛り(出荷量が増え、味わいがピークに達する時期)
切り方、火の入れ方、どんな調理法も向いてます!ピークはだいたい各産地での最盛期は約1~2週間程度だそうです。
③名残(旬の終盤の時期)
種を守るために水分が少なくなり、皮や身が硬くなりまます。繊維を断ち切るように切り、水分を補いながら調理をするとより味わい深くなります。
この段階を是非お買い物の食材を選ぶポイントにしてみると「ママすごい!」なんて言われちゃうかも知れませんね。
四季に合わせて育つ野菜たち
日本の気候は春夏秋冬で変わっていきます。
それは私たち人間が1年を生きていくために必要な栄養を野菜が作ってくれているんです。
おおまかな特徴を紹介します!
*春野菜→芽吹きの野菜(菜の花やアスパラガス等)
鳥や虫に食べられないようにするために「苦味」や「渋味」があるのが特徴。
*夏野菜→高いところに身をつける果菜類(ピーマンやズッキーニ等)
強い直射日光で乾燥しないように水分が多く、ミネラルが豊富。オクラや枝豆などは表皮にうぶ毛がみっちり生えていて、自ら温度調整をしながら真夏をしのぎます。
*秋野菜→温かい地中にもぐる根菜類・きのこ類(かぶやサツマイモなど)
夏の疲れを癒したり、冬に向けて体を温め滋養を高めます。
*冬野菜→重ね着をするように葉が重なりあったり、寒さの中でゆっくりと細胞分裂を繰り返す。野菜自身が凍らないように糖度をあげる。(白菜・大根など)
自分の身を守るために色んな工夫をしている野菜達。冬野菜は下ごしらえを丁寧に、水分を補う調理法をとると、味わいがより良くなります。
これから少しづつ、野菜について詳しくお話していくので…子どもとお話をしてみたり、必要な栄養素を体に取り入れながら健康的に過ごしたいですね。
さいごに…
私自身、正直あまり旬について分からず…ただ単純に「沢山、売り場に出てるから旬なの?」程度でしたがその気候に適した体を作るためにも旬の野菜などを取り入れる事が大切なんだなぁと季節ごとの野菜の特徴から感じました。
私もこれからは野菜を選ぶポイントに旬をプラスしていこうと改めて思いました!