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ヨーロッパ文化教養講座(アストリッドとラファエル3 (4)「開かれた部屋」録画鑑賞記)

2023/08/15
原題は、「La Chambre ouverte」邦題と意味は同じ。
精神科病院の密室のトリックをアストリッドが見破る。

理論派×熱血コンビが事件を解決!フランス発ミステリー、シーズン3。精神科病院で患者が死亡。

服役中のあの推理小説家から、殺人を指摘する手紙がアストリッドに届く。

精神科病院の密室で患者ルベルが事故死。ルベルは9年前に殺人を犯すも責任能力が無いとして病院に収容されていた。アストリッドは事故死判定に疑問を呈する手紙を受け取る。

差出人は、かつてアストリッドとラファエルが殺人を暴き収監されている推理小説家ラマルクだ。ラファエルは警戒するも、アストリッドはすでに事件の資料を調べていた。殺人を確信した2人は現場に行くが、精神科病院はアストリッドには苦手な場所だった。

©Patrick FOUQUE / JLA PRODUCTIONS / FRANCE TÉLÉVISIONS

映画.com

コメントと感想:

1.今回は、シャーロック・ホームズ=アストリッド と モリアーティ教授=ラマルクの対決 が中心。(たぶん、シーズン1の中で、アストリッドがラマルクの犯罪を暴いたのだろう)

また、舞台が、アストリッドが苦手な精神科病棟ということで、アストリッドの内面の葛藤も描いた。(フラッシュバックのシーンが何回も流れた)

2.事件の本筋では、密室トリックをエピソードの前半でアストリッドが見事に解き明かし、残りは、ラマルクのヒントによって、犯人とその動機を特定するという本格的なミステリーだった。

3.今回は、テツオ・タナカも全く登場しなかったし、ニコラ・ペラン警部の彼女(エマ?)の話もチラッとしかでなかった。

4.天井に迷路ができ、自分がそこに入ってしまうというアストリッドの精神症状をラファエルとの友情で克服していくというシーンはこれからも使われるだそうと思った。

5.脱獄した、ラマルクとアストリッドの再度の対決も、今後のいずれかのエピソードで本筋となるかと思う。

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