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ヨーロッパ文化教養講座(おんがく交差点 「古楽器 名曲特集」)
2024/04/02
3種類の古楽器を紹介。大変興味深かった。
1.サクバット 演奏者:宮下宣子さん
宮下宣子さんは、新日本フィルでトロンボーン奏者を20年務めたあと、古楽器のサクバットを始める。
トロンボーンの誕生の歴史は古楽器のトランペットから始まった。
1) 古楽器のトランペット->2) スライドトランペット
->3) サクバット-> 4) トロンボーン
1) 古楽器のトランペットは、十字軍がイスラムから戦利品として持ち帰った単管(=音道の長さが一定)であったため、自然倍音しか出せず、
1曲を吹くのに、音道の長さが違うトランペットを何種類も用意する必要があった。
2) 音道の長さを変化できるようにするために、スライド式に調節できる、スライドトランペットが考案された。
しかし、スライドトランペットも、音道の調節には限りがあって、出せない音がかなりあった。
3) 音道の長さを大幅に調節可能にするため、管を曲げることを発見して、サクバット(フランス語で「引く、押す」という意味)が発明された。
それを改良したものが、4) トロンボーンだという。
2.コルネット 演奏者:濱田芳通さん
サッチモが吹いていたコルネットとは同じ名称だが、こちらのコルネットは、角の形をしたルネッサンス期のリコーダー
唇の薄いところを使うため、唇の右端でヘッド部分を咥える。
音を出すのはオーボエのように多くの息の量が必要で苦しいそうだが、
ビックリするくらいの、大きな音がでる。
3.オルガネット 演奏者:西山まりえさん
教会の大オルガンの先祖。
左手でふいごをこぎ、右手で鍵盤を演奏する、
音はオルガンの音だが、すべて人力なので疲れそうである。
出演者
【MC】
春風亭小朝(落語家)
大谷康子(ヴァイオリニスト)
【ナレーション】
加藤円夏