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ヨーロッパ文化教養講座(NHK こころの時代〜宗教・人生〜 「小さい者のひとりとして共に」 牧師 西田好子)
2023/10/31
今回の「こころの時代」は、日本最大の寄せ場(ドヤ街)、大阪市西成区の釜ケ崎(あいりん地区)に、自力で独立教会をたて、元ホームレスや受刑者の、生まれ変わりを支える、西田好子牧師の話だった。
小生は、ささやかながら、ホームレス支援をしているので、とても共感を持って番組をみた。
あいりん地区の教会と言えば、カトリックの本多神父も有名だが、本多神父の著書「釜ケ崎と福音――神は貧しく小さくされた者と共に」は小生の愛読書である。
「小さい者」「小さくされた者」は、マタイによる福音書25章40節にある、
「そこで、王は答える。『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』」
から取られていると思われる。
-> 最も小さい者を助けるという行為は、主を助けるのと同じこと
-> 小生の解釈では、権威者に媚びて、小さき者を蔑ろにするものは、決して神の国には招待されない。
私たち人間は皆、小さい者ではあるが、ホームレス生活者と接すると、彼らは最も小さい者の一人であり、神さまに最も近いところにいるということを実感する。
西田牧師が言っていた。
「どんなに人と繋がっても、最後にその人は死んでします。繋がれば絶対に離れないのは神さましかいない。」
まさにそうだと思う。