ヨーロッパ文化教養講座(「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」(5)「魔女の儀式」録画鑑賞記)
2023/06/20
アストリッドとラファエロ2 前回はパイプオルガンを使った殺人。
今回は、魔女。
幅広い分野をカバーしていて、制作陣も忙しそう。
コメントと感想:
1.今回の原題は、「Circé(キルケ)」。
作品中の女性解放団体の名称。ギリシャ神話に登場する魔術師とのこと。
「魔女の儀式」の邦題の方が視聴者にはわかりやすいと思った。
2.女性の避難施設「サンクチュアリ」は、DVや性被害者をかくまう施設で、鹿児島の同様な施設では「シェルター」と呼ばれているが、「サンクチュアリ」のほうが、オシャレで神秘的な感じがする。
3.本筋は、LGBTQ関係者(今回はL)、代理出産、DV・性被害者支援、女性解放団体という現代的な事件。
それを、魔女・魔術が怖いラファエロと、全く怖くないアストリッドのからみをコミカルに描きながら、最終的には普通の事件としてスマートにというより行き当たりばったり的に解決。
4.ラファエロの15歳のこどもを、生後180ヶ月の赤ちゃんと呼んだり、アストリッドも少しは冗談が言えるようになってきた。
また、日本食料品のタカナさんとのベンチに座って一言もしゃべらない初デートも良かった。