ヨーロッパ文化教養講座(2024年11月7日 ウィーン・フィルハーモニー@ミューザ川崎)
2024/11/11
2001年サイモン・ラトル指揮 アルフレッド・ブレンデル、サントリーホール公演以来のウィーンフィル鑑賞。
今回は、2024年11月7日の本公演から11月17日のサントリーホールの公演まで、全8公演。
プログラムは、A,B,Cの3種類。Aは、五嶋みどりさんとのプロコフィエフ1番、Bは、イェフィム・ブロンフマン氏のベートーヴェン3番の協奏曲の共演があるが、本公演は、プログラムCのオケのみの公演だった。
とにかく、特にサントリーホールの公演は、気がついたら完売だったので、必死に川崎公演をゲットした。
日時:2024年11月7日(木)開場:18時 開演:19時
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス
プログラム:
1)ムソルグスキー(ショスタコーヴィチ編曲):オペラ「ホヴォンシチナ」第1幕への前奏曲「モスクワ河の夜明け」
2)ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 変ホ長調 作品70
休憩
3)ドヴォルジャーク:交響曲第7番 ニ短調 作品70(B141)
アンコール:
4)ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『我が人生は愛と喜び』op. 263
5)ヨハン・シュトラウスⅡ世:トリッチ・トラッチ・ポルカ op. 214
コメントと感想:
1.S席が45,000円という、昨年のベルリン・フィル公演と同じく、小生が払った最高額のチケットだったが、満員御礼。
今回のプログラムは、すべて初めて生演奏を聞く曲だったが、最初からアンコールが終わるまで、音の良さに感動。あっという間に公演が終わってしまった。
2.ネルソンス・マエストロは、内田光子さんが、ベートーヴェンの「皇帝」を弾いた、2021年11月11日のボストン交響楽団の公演@フェスティバルホールでも、ショスタコーヴィチ5番「革命」の感動的な演奏を披露したように、ショスタコーヴィチは、十八番なのだろう。
小生には、2)の交響曲9番が一番記憶に残った。この曲は、予習の時から、管楽器とくに木管楽器が目立つので、オケの善し悪しがハッキリ出る曲だなと思っていたが、名手揃いのウィーンフィルでは、ソロもアンサンブルもほれぼれとするくらい、滑らかで綺麗な音で演奏された。
3.アンコールの2曲は、本家本元のシュトラウス・ファミリーの2曲。2025年元旦のリッカルド・ムーティマエストロの、ニューイヤーコンサートが待ち遠しくなるキレのある演奏だった。
次の来日公演が待ち遠しい。