ヨーロッパ文化教養講座(おんがく交差点「21世紀のリスト 金子三勇士」鑑賞記)
2024/02/04
BS東京のおんがく交差点に金子三勇士氏登場。リストの曲の演奏と興味深い話を聴くことができた。
コメントと感想:
1.金子三勇士(みゆじ)さんは、ハンガリー人の母親と日本人の父親を持つ。名前が三勇士「みゆじ」ということで、音楽一家かと思っていたが、そうでもないようだ。幼い頃仕事で不在の両親に代わってハンガリー人の祖父母に育てられ、その時に言葉とハンガリー音楽のリズムが身についたそうだ。
2.6才のときにハンガリーに単身留学する。苛めにあった話を淡々とするのが心の強さを感じさせる。
ハンガリーでは、日本とは逆で、作曲者の生い立ち、時代背景などを良く勉強させてから楽譜の勉強をさせるそうだ。
(そのことで演奏のどこがどう変わるのかは、良く理解はできなかった。)
3.リストは、世界で初めて「チャリティーコンサート」を開催した人物とのこと。「世界の人のために音楽を」というリストの広い心を継承し「21世紀のリスト」を目指したいと語っていた。
4.演奏曲も、リスト・シューマンの「献呈」をソロで、リストの2曲を大谷康子さんとのDUOで演奏。リストの優しさが見える曲を選曲したようだ。
5.藤田真央君のリストのソナタ、亀井聖矢君のリストの巡礼の年第2年「イタリア」など最近生でリストを聴いて魅力がわかりつつある。
金子三勇士さんのリストも生で聴いてみたいと思った。
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