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ヨーロッパ文化教養講座(2023年12月23日 岡本誠司ヴァイオリン・リサイタル 鑑賞記)

2023/12/24
今年最後のコンサート鑑賞は、地元宝山ホールの岡本誠司君のヴァイオリンだった。

岡本君は、反田恭平君の率いるジャパン・ナショナル・オーケストラのコンサートマスターということで一度生演奏を聴きたいと思っていた。
地元で聴くことができてラッキーだった。

日時:2023年12月23日(土) 開場:13時15分 開演:14時
会場:宝山ホール
演奏者:
岡本誠司(ヴァイオリン)1994年生まれ
高木竜馬(ピアノ)1992年生まれ

プログラム:
前半は、すべてラヴェルの作品
1)ハバネラ形式の小品
2)ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ短調 ”遺作”
3)ガブリエル・フォーレの名による子守歌
4)ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調
 1. Allegretto
    2. Moderato
    3. "Perpetuum mobile" Allegro
休憩 20分
5)クライスラー: ラ・ヒターナ
6)ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第5番
7)サラサーテ:ツィゴイネルヴァイゼン
8)バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのラプソディー第1番Sz.86 BB88
9)ラヴェル:演奏会用狂詩曲”ツィガーヌ”
アンコール:
10)モンティ:チャールダッシュ

コメントと感想:
1.前半の1曲目が終わると、2人でマイクを持って来て挨拶。

雪景色の富山から鹿児島へ飛行機で来ました。鹿児島空港も結構寒いですね。
前半は、すべてラヴェルの作品です。ラヴェルのヴァイオリンとピアノのための作品は、全部で5曲しかありません。後半の9)ツィガーヌを含めると、皆さんはすべて聴くことになりますので、友達に自慢して下さい。

2.前半のラヴェルの曲はすべて、初めて聞いたが、岡本君が丁寧に弾いていたのが印象的。

3.後半も5)が終わると、2人でマイク

後半の曲はすべて、ロマ(ジプシー)とハンガリーに関係します。
ロマは、移動する民族なので、持ち運びやすいヴァイオリンを良く弾いていました。
8)のバルトークと9)のツィガーヌもとても関係が深い作品です。

4.プログラムの後半は、比較的ポピュラーでノリノリの曲だったので、観客も喜んだようだ。また、アンコールもチャールダッシュで今年を締めるにはバッチリだった。

6.1500人ほど入る大ホールだったので、年末のこの忙しい時期に満席になるはずもなく、500人もいなかったと思う。
でも、若い2人の演奏者は全力を尽くして、実力を発揮してくれたと思う。

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