ヨーロッパ文化教養講座(アストリッドとラファエル4 (6)「タイムトラベラー」鑑賞記)
2024/02/20
原題は、「La Passagère du temps(時の流れ)」。
今回はこのドラマの最大の魅力である、アストリッドとラファエルを中心とする人間関係を除いても、ミステリーとして秀逸なエピソードであったと思った。
コメントと感想:
1.ミステリー部分
1)環境保護団体の中心人物男女2人が被害者。
男性は公衆の面前で刺されて瀕死の重傷を負い、犯人の女性は逮捕。
この女は、2059年から来たと主張する。
2) 環境保護団体の女性は保護団体が運営する農園で遺体で見つかる。
3) 殺された女性はヴィーガンであったため、食品添加物や保存料が体に入っておらず、2週間で腐敗が進む。(なるほどと思った!)
4)その後、環境保護団体の男女は大企業の不正を告発しようとしていることがわかる。->殺人に大企業の関与があるとラファエルは考える。
5) というように、次から次へと無駄なく真実が見つかり、事件の全容は見えてくるが、検察へ移送中の犯人の女は忽然と消える。
6) そしてラファエルが、犯人の女の娘と会い、不思議な発見をして、視聴者にもやもやを残してフィナーレとなる。
2.人間関係の方は、ウィリアム、テツオ・タナカは登場せず、ニルスとアストリッドが中心。
ラファエルが、新任のノラにニコラを口説くコツを伝授するところが良かった。